2002 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌におけるメチルトランスフェラーゼによる細胞周期関連遺伝子発現異常の検討
Project/Area Number |
14571880
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
武川 寛樹 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (80173558)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丹沢 秀樹 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50236775)
鵜澤 一弘 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (30302558)
椎葉 正史 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (20301096)
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Keywords | CDKN2A / p16遺伝子 / 口腔扁平上皮癌 / DNA methyltransferase / APC遺伝子 / FEZ1遺伝子 / p73遺伝子 |
Research Abstract |
口腔癌悪性腫瘍組織、または前癌病変と正常組織から抽出・精製したDNAおよびRNAを用いて、以下の事項を調べ、明らかにした。 1)CDKN2A/p16遺伝子に関しては25例の口腔扁平上皮癌のうち12例(48.0%)にhypermethylationが認められた。 2)APC遺伝子に関しては口腔扁平上皮癌36症例中8例(22.2%)で発現減弱が認められ、CPG islandnのメチル化が10例(27.8%)に認められた。 3)FEZ1遺伝子に関しては口腔扁平上皮癌31症例中11症例で発現減弱・消失を認め、そのうち8例にhypermethylationを認めた。 4)p73遺伝子に関しては口腔扁平上皮癌101症例中83%で発現減弱を認めたが、hypermethylationは一例も検出されなかった。 5)DNA methyltransferase (DNMTs ; DNMT1,DNMT3A, DNMT3B)は非常に高い発現を認め、その発現率はDNMT1で72%,DNMT3Aで56%,DNMT3Bで64%であった。 今後、さらに症例を増やし、かつ、遺伝子の種類を増やして、口腔癌における遺伝子発現減弱とmethyltransferaseとの関係を積めていく予定である。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Uzawa K, Ono K, Suzuki H, Yokoe H, Tanzawa H.: "High prevalence of decreased expression of KAI1 metastasis suppressor in human oral carcinogenesis"Clinical Cancer Research. 8. 828-835 (2002)