2004 Fiscal Year Annual Research Report
思春期における歯肉炎のリスク因子の解析(サイトカインによる影響)
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14571937
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
千葉 潤子 東北大学, 病院, 助手 (50197620)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 雄樹 東北大学, 病院・講師 (90125518)
玉澤 かほる 東北大学, 病院・講師 (00124602)
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Keywords | 思春期性歯肉炎 / 歯肉出血 / サイトカイン遺伝子型 / DNA / 分子疫学 / 性ホルモン受容体遺伝子型 / TaqMan PCR法 / HLA |
Research Abstract |
被験者の追加とその歯周検査と試料のサンプリング、質問紙からの情報の収集および遺伝子型の分析方法についての検討 1.被験者の追加 1)同意が得られた12歳の24名の女子を被験者として追加した。 2)歯周検査項目としてポケット深さ、プロービング時の出血、歯石、CPI指数を測定した。 3)被検者の頬粘膜を綿棒で擦過することによりDNAのサンプルを採取し、-20℃で貯蔵した。 4)質問紙からの情報の収集を行った。 2.DNAの抽出 頬粘膜剥離細胞からプロティナーゼK、キレックスによりセントリコンを用いてDNAの抽出を行った。 3.遺伝子型の分析 HLA-DQB1,DRB1の遺伝子型についての分析を行った。増幅、ハイブリダイゼーション、発色をINNO-LIPA HLAタイピングキットを用いて、リバースSSO法のLINE PROBE ASSAYで行った。 4.サイトカイン遺伝子型の分析方法についての検討 1)TNF-βの遺伝子型のSNP解析を、RFLP法により行ったが遺伝子型の判定が困難だった。 2)そこで、2種類の蛍光色素でラベルされたオリゴヌクレオチドであるTaqManプローブを用いてPCRを行い、この際に発色される蛍光を検出することにより遺伝子多型を判定するTaqMan PCR法によるサイトカイン遺伝子型の分析方法を行った。 3)IL-1βについての分析を行ったが、遺伝子型の判定が可能であった。 4)そこで、遺伝子型の判定はTaqMan PCR法で検討することにした。 5.現在、他のサイトカイン遺伝子型や性ホルモン受容体遺伝子型の分析をTaqMan PCR法での分析を行っている。
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