2002 Fiscal Year Annual Research Report
3次元顎運動解析装置のマウスへの応用と遺伝子改変マウスを利用した顎機能の究明
Project/Area Number |
14571956
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
古賀 義之 長崎大学, 歯学部附属病院, 講師 (50175329)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯島 静子 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (00202812)
中尾 紀子 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (20333578)
吉田 教明 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (40230750)
山田 好秋 新潟大学, 歯学部, 教授 (80115089)
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Keywords | freely moving mouse / hole element / 顎運動 / EMG / 咀嚼 |
Research Abstract |
マウス3次元顎運動解析装置の基本システムの構築 より精度の高い計測を可能にするために,磁気センサー信号増幅回路の見直しを行なった.アースラインを安定化し,ドリフト特性を改善した新たな回路で,2組のシステムを構築した.磁気センサーとして,ホール素子(×4ch)を用い,顎運動計測のターゲットポイントとしてサマリウムコバルトマグネットを使用した. システム全体のコンパクト化および携帯性を重視するためにデータ処理にノート型パソコンを使用することとし,以下の手順に従い,マウス顎運動計測システムを作成した. (1)ホール素子駆動のための定電圧発生装置と素子の出力を増幅させるための高精度DCアンプ(4チャンネル)と筋電図増幅用のアンプを組み込んだユニットを製作した. (2)0.5mmステップ,343ポイントのキャリブレーション用座標データの収集した. (3)343ポイント・ホール電圧出力値より,2次の重回帰方程式の算出と,座標値への変換を行った. マウスへの移植と基本データの収集 計測システムのマウスへの移植と,咀嚼時基本データの収集.特に正常なマウスを用いて,食物物性の違いや,咬合状態を変化させたときのデータを収集した.
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