2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14572130
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
國廣 充 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (40284252)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂部 武史 山口大学, 医学部, 教授 (40035225)
副島 由行 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (20206676)
福本 陽平 山口大学, 医学部附属病院, 教授 (90136193)
山勢 博彰 山口大学, 医学部, 助教授 (90279357)
井上 裕二 山口大学, 医学部附属病院, 教授 (80213180)
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Keywords | 重症度評価 / 予後予測 / Medical futility |
Research Abstract |
(1)昨年度、作成した瀕死患者の治療存続過程データベースに必要なスコア算出プログラムを利用して、発症、および集中治療室入室段階における急性期の評価としてAPACHE-IIを算出し、そのスコアの継時的な変化をトレンド解析として利用した。施設間の検討は、参加6施設の集中治療室を、集中治療専従医が常駐している施設(ICU)、救命救急センターの附属施設(ER-ICU)、専従医が常駐はしていない施設(Open-ICU)に分けて行った。 (2)参加施設のうち、山口大学医学部附属病院集中治療室は、病床数14床、専従医5名、上記のICUに分類される。年間入室患者数1007名、平均入室期間は5.2日であり、ICU死亡症例は39例で、その内訳は、呼吸不全5例、心不全12例、多臓器不全13例、中枢神経障害3例、その他6例であった。APACHEスコアのトレンド解析では、うち29例に死亡予測が成立した。積極的治療の差し控え・中止が発生したのは18症例であった。生存退院した1例を除いて、積極治療の差し控えが決定されてから平均3.2日で死亡した。 (3)参加施設間での検討では、ICUとの比較において、ER-ICUでは比較的早期に積極治療の差し控えが発生した症例の割合が多くなり、Open-ICUでは積極的治療の差し控えの時点が明確な症例と不明確な症例との混在を認めた。中枢神経障害の有無を含んだ対象疾患群の違いと専従医師の常駐が、施設間の差異に影響を与えていることが考察された。
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