2002 Fiscal Year Annual Research Report
脂肪酸トランスポーターCD36は結核菌感染成立に関与するか?
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14572174
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
千葉 仁志 北海道大学, 医学部附属病院, 講師 (70197622)
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Keywords | 結核 / CD36 / マクロファージ / 脂肪酸 |
Research Abstract |
平成14年度においては以下の成果をあげた。 1)末梢血単球由来マクロファージ培養 結核菌の染色に必要な抗酸菌染色が加熱操作を必要とすることから、支持体を従来のプラスチックからガラスに換えてマクロファージ培養条件を検討し、確立することができた。 2)マクロファージ脂肪酸濃度および分画の測定 キャピラリーガスクロマトグラフィ法による脂肪酸濃度と分画の測定法を確立することができた。 3)マクロファージのCD36およびPPARγ遺伝子発現測定 特異的プライマーを用いるTaqMan PCR法により、培養マクロファージのCD36遺伝子およびPPARγ遺伝子発現量を測定する方法を確立した。 4)結核菌DNA定量 結核菌特異的プライマーを利用してのTaqMan PCR法により、液体培地における結核菌数と良好な直線的関係を認める結核菌DNA定量法を確立できた。 5)共焦点レーザーによるマクロファージの観察 これまでに共焦点レーザー顕微鏡の基本条件の設定をおこない、培養マクロファージのCD36分子を観察することができた。 以上のように、ほぼ計画どおり研究は進行しており、平成15年度の感染実験に向けて進んでいる。
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