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2004 Fiscal Year Annual Research Report

家族立ち会い分娩が女性のリプロダクティブヘルス/ライツに及ぼす効果

Research Project

Project/Area Number 14572275
Research InstitutionKYOTO UNIVERSITY

Principal Investigator

我部山 キヨ子  京都大学, 医学部, 教授 (20243082)

Keywords産婦 / 客観的ストレス / 主観的ストレス / 家族立ち会い分娩 / コルチゾール
Research Abstract

1)本年度の調査実績としては、
京都市の病院において、継続調査を実施した。調査は2004年9月から開始し2005年1月末まで続いた。
承諾が得られた対象は60人で、そのうち分析可能なデータが取得できたのは50人であった。前年度のデータ60人と合わせて、分析・報告書作成中である。
2)本年度のデータ分析としては、
産婦60人(初産婦26人、経産婦34人)の母体血・臍帯血のコルチゾールと分娩結果・主観的ストレスの関連性を調べた。コルチゾール値は、時期別比較では初産・経産ともに分娩期に有意に上昇し、産後1日には有意に減少した。初産・経産別比較では妊娠期と産褥期のコルチゾール値に差はなかったが、分娩期は初産婦が有意に高値を示した。また、臍帯血でも初産と経産で差が見られ、初産婦はコルチゾール値で高値、pH値で低値を示し、いずれも経産婦よりも不良な値であった。主観的ストレス指標とコルチゾール値の相関では、産痛強度は初産・経産ともに正の相関を示し、特に経産婦では有意な相関が得られた。不安度及び疲労度は初産・経産ともにコルチゾール値とは関連性がなかった。産科異常との関連では、異常有群(胎児仮死・臍帯巻絡・微弱陣痛・前早期破水)は異常無群よりも、臍帯血pO_2は低値、臍帯血コルチゾール値は高値で、いずれも有意差が認められた。
以上、初産婦は経産婦よりも客観的ストレス指標は有意に高くなり、臍帯血ガス値も有意に不良であった。特に児に関連する産科異常群でその傾向が大きいことから、分娩時異常の発生を予防することが重要であることが示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 産婦における客観的・主観的ストレスの関連性 -母体血中及び臍帯血中のコルチゾールの変動-2004

    • Author(s)
      我部山 キヨ子
    • Journal Title

      第24回日本看護科学学会学術集会講演集

      Pages: 604

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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