• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2003 Fiscal Year Annual Research Report

家族を自殺で亡くした人へのSpiritual Careに関する研究

Research Project

Project/Area Number 14572285
Research InstitutionSapporo Medical University

Principal Investigator

吉野 淳一  札幌医科大学, 保健医療学部, 助教授 (80305242)

Keywords自死 / 家族 / 喪の作業 / グループ / Spiritual Care
Research Abstract

1.研究の目的
本研究は家族を自殺で失った遺族にその体験を語ってもらうことを通して、喪の作業をすすめることが主眼である。研究の目的は当初以下のように整理した。
1)質問紙によって恥概念などの自殺に関する市民の意識を調査する。
2)家族を自殺で亡くした体験を語るために必要な条件と体験を語ることの効用を明らかにする。
3)家族を自殺で亡くした人が日常生活を維持するために行っているセルフケアを明らかにする。
4)家族を自殺で亡くした人の故人を意識した内的対話について検証する。
5)故人との内的対話が人の生活に与える影響を明らかにする。
6)Spiritual Careの課題と必要性について検討する。
2.研究方法(平成15年度の計画)
1)面接調査の実施
(1)訪問による面接を実施する。
(2)面談の内容は対象者の了解を得てカセットテープに録音し逐語録を作成する。
(3)逐語録の分析(テーマ抽出)を行う
2)遺族の集いの企画
(1)遺族の集い(癒しの会)の内容と方法を検討する。
3.結果
平成15年度は、14年度に成員の自死を経験した遺族の喪の作業の介助者と位置づけた霊能力者へのインタビューを3件行った。また、遺族ではなく、近しい人の自死を経験した協力者からのインタビューを1件行った。現在、録音テープからの逐語録の作成と内容の分析を行っている。
遺族の集い(癒しの会)は、8月と12月の2回開催したが、遺族の会に出席することを躊躇する遺族もみられた。遺族の会のあり方を検討する必要があるかもしれない。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 小森康永, 野口裕二, 野村直樹編著, 吉野 淳一: "セラピストの物語/物語のセラピスト"日本評論社. 219(14) (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi