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2002 Fiscal Year Annual Research Report

脳血管障害高齢患者への退院時指導が家族の自宅介護受容に与える影響

Research Project

Project/Area Number 14572304
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

櫻井 美代子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (20246408)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長根 彩子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90349605)
Keywords脳血管障害高齢患者 / 退院時指導 / 家族の自宅介護受容
Research Abstract

1. 調査項目の検討と調査用紙の作成:家族介護者の疲労状態を測定するための用具として、蓄積的疲労徴候調査票(CFSI)と疲労の自覚症状しらべについて検討した結果、疲労感の生理的背景とその意味から心理面や介護の限界が予測できるという理由で、今回の調査では日本産業衛生学会産業疲労研究会が開発した「疲労自覚症状調査用紙」を項目に用いた。また自宅介護受容や継続と患者の自立度と関連性をみるための指標について検討した結果、今回は能的自立度評価表(functional in dependence measure ; FIM)が適切との結論に達し、調査項目に取り入れた。
2. プレテストの実施:調査協力員が訪問先の住宅でFIM評価を行なう際、方法の適切性と一貫性を保つ必要から、在宅で療養生活を送っている事例に対するFIMの評価方法をビデオ撮影し、その映像をもとに調査協力員との学習会を行ない評価方法の共通理解をした。
3. 対象の選定と面接調査実施状況:選定方法については、主治医の了解を得て病棟スタッフが退院リストから該当者を選定した。次に研究者が調査説明書と承諾書を自宅へ郵送し、承諾の葉書が返送された人を調査の対象としている。そのため調査開始までに多くの時間を要し、現在までに承諾書が返送され調査を実施できた人は数例である。いずれも退院後2〜3ヶ月目ということもあり、全員自宅介護を継続中であった。家族の希望があれば血圧測定を行ない健康相談を実施している。
また患者の外来受診時に調査を実施した場合は、自宅でのFIM評価を別に計画する必要性が生じており、今後は自宅に訪問して調査を実施させていただけるよう家族に説明していきたい。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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