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2002 Fiscal Year Annual Research Report

沖縄県における児童・生徒の体力と心理的関連要因に関する縦断的研究

Research Project

Project/Area Number 14580047
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

小橋川 久光  琉球大学, 教育学部, 教授 (30044928)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮城 政也  沖縄県立看護大学, 看護学部, 講師 (80316215)
高倉 実  琉球大学, 医学部, 助教授 (70163186)
小林 稔  琉球大学, 教育学部, 講師 (70336353)
Keywords体力 / メンタルヘルス / 児童・生徒 / ライフスタイル / 縦断的
Research Abstract

沖縄県における児童・生徒の体力とライフスタイルを含めた心理的要因との関連を縦断的に検討するため、第1年次目である本年度(平成14年度)は、小学6年生約2000名を対象として児童・生徒用メンタルヘルス尺度の検討と「運動能力」「体格」および「運動意欲」「体育授業における対処行動能力」に関するベースラインデータの収集に努めた。さらに、体力低下が児童・生徒期ばかりではなく、前発達段階である幼児期にまで及んでいるとする先行研究の結果から、本研究の発展性を鑑み、幼児の運動能力とライフスタイルに関する基礎的データの収集を行った。
小学生のメンタルヘルス尺度に関しては「身体症状」「抑うつ」「対人不安」「衝動性」「非効力感」の5因子が抽出された。また、メンタルヘルスと日常生活関連要因との関係について、「身体症状」に関しては睡眠時間、いじめ、病休、仲間はずれといった項目が、関与していることが明らかになった。「抑うつ」に関しては、自分の健康状態、友だちとのもめごと、新しい友だちなどで有意な関連性が示された。同様に「衝動性」では、友だちとのもめごと、健康状態、いじめ、就寝時間の4項目で、また「対人不安」では、友だちをつくること、健康状態、仲間はずれ、成績、家族との会話、友だちとのもめごと。「非効力感」では、健康状態が悪い、成績が悪い、仲間はずれなどの項目でそれぞれ有意な関連性が認められた。幼児期における基礎的データの分析では、特に男児においてライフスタイルと運動能との間に有意な関連性が示唆される項目が多く見られ、「外遊びの多さ」「年上と遊ぶ」「母親の運動好き」「室内よりも戸外で遊ぶ」などの項目で運動能力に対する影響が認められた。
第2年次目の平成15年度は本研究の主自的である体力の変化と心理的関連要因との関係について検討するため、本年度と同じ対象児を追跡し、同様の手続きで調査を行うことによって縦断的な分析を実施する予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 小橋川 久光: "沖縄県小学生用メンタルヘルス尺度の検討"琉球大学教育学部紀要. 第61集. 17-24 (2002)

  • [Publications] 小林 稔: "幼児のライフスタイルが運動能力に及ぼす影響"琉球大学教育学部教育実践総合センター紀要. 第10号. 25-32 (2003)

  • [Publications] 小橋川 久光: "中学生の体育授業に対する対処行動尺度の検討"九州スポーツ心理学研究. 第15巻1号. 20-22 (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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