2004 Fiscal Year Annual Research Report
在宅高齢者の健康関連QOLに及ぼす運動・スポーツ継続の影響と規定要因に関する研究
Project/Area Number |
14580052
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Research Institution | Yamaguchi Prefectural University |
Principal Investigator |
青木 邦男 山口県立大学, 社会福祉学部, 教授 (80142826)
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Keywords | 在宅高齢者 / QOL / 運動・スポーツ / 主観的運動効果 / 運動必要感 |
Research Abstract |
在宅高齢者の健康関連QOLに及ぼす運動・スポーツ継続の影響と規定要因を明らかにするために、在宅高齢者776(男性315、女性461)人を調査対象者として、縦断的調査を実施した。調査の結果、595人(76.7%)から回答を得た。回答調査票のうち有効回答の543(男性235、女性308)人を分析対象者とした。 在宅高齢者の健康関連QOLの変化(第2回調査QOL-第1回調査QOL)に関連する運動・スポーツ等の要因をステップワイズ法による重回帰分析で分析した結果、以下の結果を得た。 1.男性高齢者の健康関連QOLの変化(第2回調査QOL-第1回調査QOL)に関連;する運動・スポーツ等の要因は、主観的運動効果(β=0.493、p<0,001)、第1回調査QOL(β=-0.347、p<0.001)、運動必要感(β=-0.204、p<0.01)、主観的運動阻害感(β=-0.132、p<0.05)であった。その重回帰係数はR=0.507(R^2=0.257)であった。 2.女性高齢者の健康関連QOLの変化(第2回調査QOL-第1回調査QOL)に関連する運動・スポーツ等の要因は、主観的運動効果(β=0.362、P<0.001)、第1回調査QOL(β=-0.480、P<0.001)、運動必要感(β=-0.222、p<0,01)であった。その重回帰係数はR=0.493(R^2=0.243)であった。 目下、在宅高齢者の健康関連QOLの変化に及ぼす運動・スポーツ継続の影響と規定要因を明らかにするために、共分散構造分析を用いて分析を行っている。
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Research Products
(1 results)