2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14580066
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
水村 信二 明治大学, 文学部, 助教授 (50267358)
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Keywords | 運動単位 / 動員闘値 / 脱動員闘値 / 発射頻度 / 内側広筋 |
Research Abstract |
本研究の目的は、様々な筋における運動単位の発射様式を明らかにすることにより、筋間における力調節の神経制御メカニズムの異同性を脊髄レベルで明らかにすることであった。この目的を達成するため、平成15度までは、De Lucaが中心となって開発したprecision Decomposition法を用いて、運動単位の動員閾値および発火頻度を解析することとした。しかしながら、precision decomposition法のデータ獲得・解析システムの借用期限が過ぎたため、平成16年度は、他のデータ獲得・解析システム(Spike 2)を用いて、「内側広筋」を対象に実験を継続した。その概要は以下のとおりであった。 被験者健常男性5名であった。昨年度と同様に、被験者の右内側広筋にガイド針を用いて四極ワイヤー電極を刺入し、筋内電気活動の記録・解析をおこなった。力発揮の課題も昨年度と同様に、リラックスした状態から2.5秒かけて50%MVCまで力漸増(20%MVC/s)、続いて50%MVCの力を3秒間保持、その後、2.5秒かけて0%MVCまで力漸減(-20%MVC/s)させる力曲線を被験者の前にモニター表示した。被験者は、力目標に合わせて力発揮をおこなった。その際記録された力信号と筋内電気活動を同時記録し、運動単位の動員閾値、脱動員閾値、および平均発射頻度を解析した。その結果、昨年度と同様、動員閾値と脱動員閾値との間には強い正の相関関係が認められた。さらに、平均発射頻度と動員閾値および脱動員閾値との間にも強い負の相関関係が認められた。得られた成果の一部を、平成17年度に発表する予定である。
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