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2003 Fiscal Year Annual Research Report

弱視者のスポーツビジュアルトレーニングがパフォーマンスや視機能に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 14580073
Research InstitutionTsukuba College of Technology

Principal Investigator

香田 泰子  筑波技術短期大学, 視覚部・一般教育等, 助教授 (50234696)

Keywords弱視者 / 視力障害 / 視野障害 / スポーツビジョン / パフォーマンス
Research Abstract

本研究は弱視者のスポーツビジョンに焦点をあて、弱視者のスポーツビジョンの特徴を明らかにするとともに、一定期間のビジュアルトレーニングがパフォーマンスに及ぼす影響を検討することを目的としている。今年度は昨年度の測定結果をもとに、弱視者における一定期間のスポーツビジュアルトレーニングが弱視者の視機能やスポーツパフォーマンスに及ぼす影響を計測した。対象は筑波技術短期大学に在籍する男子弱視者であった。ビジュアルトレーニングとして、横方向の動体視力計、目と手の協応動作測定機によるトレーニングと、パフォーマンストレーニング(ボール移動の視覚的追跡、各種ボールのヒッティング等)を週に2回程度、2ヶ月間実施した。トレーニング前後に横方向の動体視力と目と手の協応動作、スポーツパフォーマンスの測定を行い、ビジュアルトレーニングの効果を検討した。なお、昨年度の結果から弱視者のスポーツビジョンは個人差が非常に大きいことが明らかとなっていたため、トレーニングの効果は主に個人の縦断的な変化を検討した。その結果、いずれの対象者においても横方向動体視力の測定結果にはトレーニング前後で差はあまりみられなかったが、目と手の協応動作については、トレーニングにより向上傾向がみられた。パフォーマンスについては、ボール移動の視覚的追跡については、視力障害の対象者は空中のボール位置の把握について、自覚的に確認がしやすくなったと報告していた。またボールヒッティングは、視野障害の対象者において向上する傾向がみられた。弱視者のスポーツビジュアルトレーニ.ングは、対象者の視覚障害の状況によるが視力障害者、視野障害者それぞれにおいて、有効性があることが示唆された。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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