2002 Fiscal Year Annual Research Report
ユニバーサル・ファッションの研究開発動向および教育内容に関する日米比較研究
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14580121
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Research Institution | Osaka Shoin Women's University |
Principal Investigator |
村田 仁代 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 教授 (90219931)
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Keywords | ユニバーサル・ファッション / アメリカ / 日米比較 |
Research Abstract |
本研究は、ユニバーサル・ファッションに対する研究開発の動向とそれらに関する教育内容について日米の状況を比較調査するものである。そのために日本と米国において、それぞれ1970年代以降現在までにどのようなユニバーサル・ファッションの開発や取り組みがなされてきたかを、研究報告書・論文等、新聞・雑誌等の記事、アパレル企業の動向等を調査し明らかにする。米国での出張調査が不可欠であるが、これは海外共同研究者の協力により当該機関の図書館等での調査により効果的に進められた。 平成14年度には、1970年代から今日までのユニバーサル・ファッションの開発の経緯と具体的な商品等について、日米の状況を調査した。 1.ユニバーサル・ファッションの取り組みの経緯を、国内の状況についてこれまで調査してきた内容をさらに深め、新聞、アパレル関連業界紙、雑誌等の記事から調査分析し、経緯と問題点等を考察した。 2.米国のユニバーサル・ファッションの開発動向調査のために出張し、米国で最もアパレル関連の文献資料の充実しているFashion Institute of Technologyの図書館および美術館、PhiladelphiaのThe University of the Artでの調査を行い、資料を収集・整理した。またファッションを中心に多岐にわたる分野の研究者を有するFITで、各領域における取り組みの動向を取材した。 3.今後、収集した文献記事、写真、図像資料等によりデータベースを構築して、分析を進めると共に具体的な開発について、日米の開発企業を調査・取材する。以上の日米の比較分析し、今後の動向を展望する。さらに大学や高校におけるユニバーサル・ファッションの教育内容を調査し、今後の衣生活の教育に反映させたい。
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