2003 Fiscal Year Annual Research Report
対象者参加型の食生活改善を通した健康づくりの取り組み
Project/Area Number |
14580167
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Research Institution | Kyoto Bunkyo Junior College |
Principal Investigator |
池田 順子 京都文教短期大学, 家政学科, 教授 (30076880)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森井 秀樹 京都文教短期大学, 家政学科, 助教授 (70280013)
河本 直樹 京都文教短期大学, 家政学科, 助教授 (90249368)
村上 俊男 京都文教短期大学, 家政学科, 教授 (60132297)
福田 小百合 京都文教短期大学, 家政学科, 助手 (30352925)
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Keywords | 参加型健康教育 / 食生活 / 健康づくり / 生活習慣改善 / 青年女子 / 介入研究 |
Research Abstract |
平成15年度は下記の様に、計画通り進行した。 1.14年度秋季に開始した対象者参加型の取り組み(指導介入群)を15年6月末まで実施した。 (1)この間、対象者に取り組みの支援(毎月提出される実行記録にアドバイスを記入して返却、加えて、必要な資料を個人ごとに配慮し配付する)を行い、取り組みの継続を後押しする。 (2)取り組みの評価を行うための各種調査(食生活、生活習慣、健康)、測定(体脂肪率、骨量)、血液検査を6月〜7月にかけて実施した。 (3)尿を採取し、尿中成分(骨吸収マーカーとしてのハイドロキシプロリン)を測定する。 2.15年秋季から対照群について指導群と同様の取り組みを実施する。 (1)指導内容は平成14年度と同様の内容であるが、問題点の発見、改善方法の指導は指導者により行い、対象者は指導により取り組みを進める。調査、測定、検査などの項目は指導群とすべて同じである。尚、対照群の属性やバックグラウンドは指導群と同じである。 3.データベースの作成とデータ解析 (1)実行記録簿及び調査・測定・検査で得られたデータを整理し、データベースの作成に着手する。 (2)指導群については、実行記録の指導開始時と終了時の比較や実行率と健康状況の変化との関連の検討に取り組む。 4.食生活診断・指導システムのプログラムづくりを継続して取り組む。 プログラム作成のポイント(1)WINDOWS上で動作可能な形式で組み立てる。(2)指導内容に可能な限りカラフルな図形を用いる様式とする。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 池田順子, 河本直樹, 他: "中学生の10年間における食生活、生活状況と健康状況の推移"日本公衆衛生雑誌. 50. 420-434 (2003)
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[Publications] 米山京子, 池田順子: "妊娠中および授乳期の栄養状況が母乳成分へ及ぼす影響"小児保健研究. 62. 331-340 (2003)
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[Publications] 田中恵子, 池田順子, 他: "男性住民における肥満と生活習慣との関連"栄養学雑誌. 61. 195-204 (2003)
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[Publications] 福田小百合, 池田順子, 河本直樹, 村上俊男, 森井秀樹: "女子学生における生活習慣の改善を通した健康づくりの取り組み(第一報)"京都文教短期大学研究紀要. 42. 72-82 (2003)
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[Publications] 池田順子, 福田小百合, 他: "骨量の増大を目ざす青年女子を対象に行った食生活指導の介入効果"栄養学雑誌. 62(印刷中). (2004)
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[Publications] 池田順子, 他: "内臓脂肪蓄積に関与する食生活、生活習慣に関わる各種要因"肥満研究. 10(印刷中). (2004)
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[Publications] 池田順子, 他: "食生活論-「人と食」のかかわりから-"南江堂. 186 (2003)