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2004 Fiscal Year Annual Research Report

戦前期における文化財認識と保護主体に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14580175
Research InstitutionKanagawa Prefectural Museum of Cultural History

Principal Investigator

寺嵜 弘康  神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 主任学芸員 (80250231)

Keywords文化財保護 / 史蹟名勝天然記念物 / 群馬県庁文書 / 栃木県庁文書 / 福島県庁文書 / 長野県庁文書 / 茨城県庁文書
Research Abstract

平成16年度においては、前年に引き続き都道府県の自治体史などから課題に関するデータ項目を抽出し、その上で現地調査を計画した。この結果、群馬県、栃木県、茨城県、福島県、長野県の各県分については、戦前記に刊行された郷土史誌の書誌データを収集すると同時に、各県の行政文書から関係文書を撮影・筆写により収集した。
群馬県では、群馬県立文書館所蔵の史蹟名勝天然記念物関係の行政文書を撮影した。また同県立図書館において関連図書を複写収集した。
栃木県では、栃木県立文書館にて戦前期の栃木県行政文書7冊を閲覧した。同文書館の行政文書は原課から管理委託されているため、閲覧に際しては制約があり、複写も原課の承認が必要であったため、必要箇所を筆写した。なお、昭和11年3月31日に栃木県庁が失火で焼失したため、それ以前の行政文書はほとんど残存していない。また、栃木県立図書館にて郷土誌関係の文献を複写収集した。
茨城県では、茨城県歴史館所蔵の郷土資料及家文書を閲覧し、必要個所を複写収集した。行政文書中には関係資料の該当はなかった。茨城県立図書館では茨城県の史蹟名勝天然記念物調査保存に関与した教員等の履歴や文献を調査収集した。
福島県では、福島県歴史資料館にて福島県庁文書及び福島県神社庁寄託文書の中から史蹟名勝天然記念物関係の文書を閲覧し、必要箇所を複写収集した。また、福島県立図書館にて関連文献を複写収集した。
長野県では、長野県立歴史館所蔵の史蹟名勝天然記念物関係の行政文書を撮影した。
これらの調査により、関東における戦前期の文化財保護政策の担い手である行政側の役割と、地域で組織化される文化財保護団体の役割について知見を得ることができた。とりわけ地元の教員の果たした役割についてさらに分析する必要が生じた。
次年度においては、これらの成果を報告書としてとりまとめる。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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