2003 Fiscal Year Annual Research Report
大学教育のためのプロジェクト型環境教育プログラムの開発
Project/Area Number |
14580177
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
高橋 伸幸 北海道教育大学, 教育学部函館校, 助教授 (90163279)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若菜 博 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (90142778)
尾崎 文彦 北海道教育大学, 教育学部函館校, 教授 (00007246)
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Keywords | プロジェクト / 環境教育 / プログラム開発 / 魚附林 / リサイクル / シミュレーション / リモートセンシング / 画像処理 |
Research Abstract |
(担当:W:若葉,O:尾崎,T:高橋) 1.環境データ・リソースの開発の継続 (1)体験型学習の環境リソースとして「地域」の有効性を検討した。「地域における学習の場」として北海道大学附属苫小牧演習林,旭山動物園,岩見沢農業高校の活動事例を分析した。(W) (2)環境学習リソース「歴史」として、魚附林思想が海由来養分(魚肥)を内陸部へ移動させ、溯河性魚が内陸森林に栄養を与えて成長促進した,「森-海の関係」の双方向性を指摘した。(W) (3)実験・製作プログラム教材作成のため、廃羊毛繊維のリサイクルとして、羊毛から抽出したケラチンタンパクから得たフィルムの物性を調べた。(O) (4)プラスチック廃棄物の呼称や容器包装リサイクル法への認識について大学生にアンケートを実施し、教育プラン開発の基礎データとする作業を継続した。(O) 2.簡便なシミュレーションプログラムの開発の継続 (1)大気成分変動シミュレーションの理解・操作を容易にするアニメーション化のため、ミクロな過程の分子運動として鎖状分子クラスターのシミュレーションを行い、融解・気化などのグラフィクス(一部アニメーション化済)を作成して、実験・シミュレーション専門家による評価を受けた。(T) (2)学生自ら分子シミュレーションを行って、体験的に理解を促進できるプログラム開発のため、既存公開ソフトウエアの使用の手引きを作成(一部完成)し、初学者のタンパク質シミュレーションに使用した。(T) 3.環境情報画像データベースの構築の継続 画像データベースの仕様を検討するため、公開Webサイト画像データの環境教育への活用事例のモデルを作成・評価した。衛星黄砂画像を、ポピュラーな表計算ソフトで画像処理する学習プログラムを作成・試行した。浮遊している黄砂の全体量を求める過程を開発者・初学者の二つの立場から学習者に体験・評価させた。(T)
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 高橋伸幸, 佐々木淳子: "体験の再構成活動の継続を支援する学習システム(2):健康・環境教育における学習システム"北海道生涯学習研究. 第4号. 33-41 (2004)
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[Publications] 若菜博: "地域における学習の場の創造-開かれた学校・施設・研究・情報"日本理科教育学会全国大会発表論文集. 第1号. 54 (2003)