2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14580206
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Research Institution | Kanazawa Technical College |
Principal Investigator |
佐伯 昭彦 金沢工業高等専門学校, 一般科目, 助教授 (60167418)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂谷内 勝 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (70187053)
氏家 亮子 金沢工業高等専門学校, 一般科目, 講師 (30280382)
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Keywords | 数学的モデリング / 数学教育 / 理科教育 / データベース / インターネット |
Research Abstract |
本研究の目的は,数学と社会生活における身近な現象とを関連づけた数学的モデリング教材を開発・評価し,さらに,教材を普及するためのデータベースをインターネット上に構築することである.申請期間内(平成14-16年度)では,これまでの申請者らの研究成果を発展させ,(1)数学的モデリング教材の開発,(2)教材の充実を目的とした研究授業の実施と評価,(3)教材,授業実践記録,授業評価の一般公開と教材の普及を目的としたデータベースの構築,などを行い,本研究の有効性を明らかにする. 平成16年度の研究では,以下のことを行った. (1)本研究で開発する数学的モデリング教材の教材データベースを構築するための研究方針,研究方法,および,研究スケジュールについての打ち合わせを行った. (2)平成15年度に行った授業実践の評価をもとに,数学的モデリング教材の改良・充実を行い,さらに,授業実践の評価を実施した. (3)実現象を取り扱った数学的モデリング教材について,理科教育と数学教育の両方の観点からデータベースの項目を列挙・整理した.さらに,金沢工業高等専門学校で実践した数学的モデリングに関する授業「数物ハンズオン」の教材と実践内容をもとにした教材データベースのプロトタイプを作成した. (4)数学的モデリング教材とテクノロジー活用との関わりについて,最近の研究動向を文献等で調査し,データベースを作成するための資料を作成した。さらに,文献調査をもとに,テクノロジー活用と非テクノロジー活用とを補完する教材のあり方を検討し,日本工学教育協会が主催する工学・工業教育研究講演会で研究成果を発表した.
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Research Products
(2 results)