2003 Fiscal Year Annual Research Report
Webコースウェアの構造設計支援とコース制御機構に関する研究
Project/Area Number |
14580213
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
酒井 三四郎 静岡大学, 情報学部, 教授 (70170553)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出口 博章 八戸大学, 商学部, 教授 (60295962)
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Keywords | WWW / コースウェア / オーサリング / 遠隔教育 / 学習者モデル |
Research Abstract |
本年度は以下のように研究をすすめ、成果を上げた。 1.適応的パスプレビューによる学習ナビゲーション方式の実装・評価 学習教材がハイパーテキストで構成されるとき,そのハイパー空間の探究を適切な経路で要領よく行えれば,主体的かつ,構成的な学習を形成できる。しかし,学習者が迷子になったり,行き詰まったりする問題が指摘されている。この解決法の一つとして適応的なリンク先概要情報(パスプレビュー)を用いて,学習者自身がどのような経路(パス)で探究をすすめるかプランニングする方法がある。この方法の鍵は適切な「リンク先概要情報」を示せるか否かである。 本年度はリンク先概要表示機能と探求パス記録機能、記録した探求パスの整理・編集機能を有する探求学習支援オリエンテーションツールを開発し、簡単な評価を行った。その結果、「探求パスの整理・編集機能」において、自動化するなど、省力化が必要であることが分かった。 2.学習者モデルの検討 習熟度テストの正答率,参照したページなどがモデルの中心となる。また,テストは選択式など自動採点が可能な形式とするが,学習者は正解と思うものを選ぶと同時に,あきらかに誤りであると判断した項目にも印をつけることができる。正誤だけでなく,もう少し「緩やかな理解度」を測定しモデル化する。 この考え方に基づいた選択肢問題出題システムを実装し、評価を行った。このシステムは学習者の「理解度」の基づいて、復習を支援するノート学習のための「初期ノート」自動作成機能を有する。 3.学習者モデルに基づく,教材ページやテストページの動的選択 学習履歴と学習目的に基づいて、教材ページ群を再構成し、学習者にあったナビゲーションを行うことができる特長を有する教材を開発できるオーサリングツールを開発した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 出口博章: "Webベース協調学習と連携した講義方式の提案"情報学ワークショップWiNF2003論文集. 53-58 (2003)
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[Publications] 朱録建: "WWWにおける探求学習支援のためのオリエンテーションツール"情報処理学会情報教育シンポジウムSSS2003論文集. 2003・12. 175-180 (2003)
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[Publications] Xiaoyong Li: "Support system for correcting software experiment report using revision control"情報処理学会研究報告. 2004・31. 61-66 (2004)