2002 Fiscal Year Annual Research Report
サーバサイド音声データベースを用いた視覚障害者用音声辞書システムの構築
Project/Area Number |
14580235
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Research Institution | Kinjo University |
Principal Investigator |
下村 有子 金城大学, 社会福祉学部, 助教授 (70171006)
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Keywords | 視覚障害者 / 音声辞書 / サーバサイドシステム |
Research Abstract |
今年度の研究はシステムのサーバ/クライアントシステムの構築である。サーバシステムはPC-UNIX機を用いた。OSはLINUX、WEBサーバはApache、データベースエンジンはPostgreSQL、開発言語はCとPHP4で行っている。辞書のためのデータベースはデータに音声を用いるので、PostgreSQLのラージオブジェクトで構成し、言語はPHP4で開発を行っている。 データベースの設計は将来的には携帯電話でも使用できるように、必要最小限のデータベースと画面設計とした。音声辞書は新規登録、視聴、削除だけのメニューとした。新規登録時は、ファイルから参照できるように検索システムも作成した。音声データは生データやコーデックなどの検討を行ったが、最終的にMP3のフォーマットを用いることとした。入力設計、出力設計は完了した。 また、バックアップシステム、認証システム、メールヘの転送、ダンプ、リストアなど本システムとは別に、単独で開発した。認証システムは本人以外の使用が行われた場合を考慮して開発した。メールへの転送は最初の構想になかったのもであるが、異常時の連絡や辞書のバックアップ等にも使用を予定している。現在イントラネット上で実験を行っているため、最終チェックは行えない。来年度はこれらのシステムを本システムに組み込むつもりである。 今年度開発予定の音声出力スピードの変更やソフトキーの研究は行えなかった。次年度の行う予定である。辞書システムは近年いろいろと作成されている。次年度はそれらのことを考慮しながら、対応していきたいと思っている。
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