2004 Fiscal Year Annual Research Report
自己評価システムを利用した技術科カリキュラム開発に関する教育実践研究
Project/Area Number |
14580278
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
山崎 貞登 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (40230396)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高野 浩志 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (60262482)
大森 康正 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (80233279)
川崎 直哉 上越教育大学, 学校教育学部, 副学長 (40145107)
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Keywords | 技術カリキュラム開発 / 自己評価 / 内省 / カリキュラム評価 / 自己評価システム / 無線LAN / 携帯情報端末 |
Research Abstract |
本研究の主たる目的は,3つある。第1は,「学びの総合化」を検証し、カリキュラム改善するための手段として、生徒の自己評価に着自し、生徒の自己評価を考慮した技術カリキュラムを実践・開発する。第2は,自己評価データの収集及び分析活動を支援するための自己評価システムを開発することである。第3は,カリキュラム研究・開発を促進する視点から,生徒の自己評価を考慮した実践的な「カリキュラム開発モデル」を提案することである。そのうち,第3年次は,(1)生徒の自己評価を考慮した技術カリキュラム開発モデルの解釈を試みるとともに,(2)小中高一貫した技術教育課程基準を提案した。以下の2点から研究成果の概要を述べる。 (1)生徒の自己評価を考慮した技術カリキュラム開発モデルの解釈 平成14〜15年度の研究成果をふまえ,生徒の自己評価を考慮した技術カリキュラム開発モデルの解釈を試みた。その結果,授業改善研究支援システム(自己評価システム)を活用するとともに,授業者及び学習者の自己評価や内省を促す場面を授業中や授業後に設定することにより,カリキュラム評価を組織的かつ円滑に実施可能なカリキュラム開発モデルが構成できることが明らかにされた。 (2)小中高一貫した技術教育課程基準の開発 実践研究及び比較技術教育課程研究の成果をふまえ,小学校・中学校・高等学校を一貫した「技術教育課程基準」の「学習事項」と「学習到達目標」を開発した。「学習事項」と「学習到達目標」のスコープは,「構想・設計学力」「表現・コミュニケーション学力」「総合的製品加工学力」「技術活動評価学力」「キャリア発達学力」の5つの学力とした。一方,学習事項のシーケンスは,4段階で構成した。また,「学習到達目標」のシーケンスは,学習者の自己評価能力の育成を充実させることを目的として,小学校から高等学校まで7レベルで編成した。
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Research Products
(6 results)