2005 Fiscal Year Annual Research Report
小中学校のための地図教材システムの開発とそれを用いた学習の指導法に関する研究
Project/Area Number |
14580317
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Research Institution | Tsukuba Gakuin University |
Principal Investigator |
山島 一浩 筑波学院大学, 情報コミュニケーション学部, 講師 (90310193)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高藤 清美 筑波学院大学, 情報コミュニケーション学部, 助教授 (00279556)
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Keywords | 地図教材 / 調べ学習 / 協調学習 / インターネット |
Research Abstract |
本研究は、小中学校のためのインターネット地図教材ツールについて、複数の科目間での利用を目論んだ教材システムの開発し、それを授業でどのように使い指導していくかについて研究を行っている。開発した教材は、学習者の主体的な課題発見から問題設定、そして解決へむけた学習活動への支援に、IT技術を用いた活動を通じて誘発を図ることを意図した教材である。学習者が疑似体験を通して得た仮説を実体験とのリンクで知識の補強をねらう。そして、その活動を通じて、教師が児童・生徒の取り組みを推し量りながら新たな教材の発見・選択の拡張をねらう。 最終年度である本年度は、これまでの成果を整理し、その実践論文として、国内の教育論文雑誌で採録された。また国際会議論文にも採録され、成果についての議論を国外にも求める機会を得た。平行して、開発したシステムの普及のための活動を継続させ、授業計画やその指導案の事例、授業用の地図コンテンツの資料としての事例集をとりまとめた。 インターネットで公開されている地図教材システムの使用では、表題一覧から、土地利用図の他、危険図や蛍の分布図等があり、提供者側が意図した土地利用以外への適用がみられており、多目的な活用を確認できた。コンテンツが増えてきたことにより、教材システムの拡張を図った。それは、制作されたコンテンツを一般公開できるフラグを立て、公開されたコンテンツを見た閲覧者が、同様の判例を自分が選択した地域でも再利用できるようにした。これにより、コンテンツ間の連携を図り、教育意図の派生を確認できるようにした。
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Research Products
(2 results)