2004 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットによる遠隔日本語予備教育システムの開発と効果の検証
Project/Area Number |
14580341
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
宇根谷 孝子 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋マネジメント学部, 教授 (00259376)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅田 千砂子 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋マネジメント学部, 常勤講師 (20331134)
佐々木 嘉則 お茶の水女子大学, 人間文化研究科, 助教授 (00334558)
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Keywords | ビデオオンディマンド教材 / 日本語予備教育 / e-Learning |
Research Abstract |
本研究は平成14年度から平成16年度までの3年間のプロジェクトである。最終年度の成果概要は以下の通りである。 1.目標・・・渡日前の日本語、日本での生活、キャンパス・ライフ全般におけるレディネスを高めるための、包括的な入学予備教育システムを提供する。即ち、包括的日本語予備教育システムとは、文字リテラシーの他、デジタル音声、映像技術を活用した会話モデルの提示、日本に関する文化情報、受け入れ大学および周辺コミュニティーにおける生活場面のシミュレーションなどからなるものである。 2.研究の経過と到達点 (1)WebCTのコンテンツモデュール機能を使い、ビデオオンディマンド(VOD)教材を開発し、立命館アジア太平洋大学のWebCTコースに「04F Video Survival Japanese(for xDSL)」(http://webctl.apu.ac.jp:8900/SCRIPT/4AA04001003/scripts/serve home)としてアップロードした。また、本学に平成17年度4月に入学した英語基準の学生(ただし、高速回線にアクセス可能な者)を対象として同年2月にオンラインで公開した。 (2)約2ヶ月間インターネットを通して学習履歴データを収集した結果、1)高速回線利用者という制限にもかかわらず、韓国、中国、モンゴル、ガーナ、インドネシアなど世界中の国から26名(約15%)の学生がアクセスし、空港、APハウスなどのビデオや参考資料を教材として、日本での生活、キャンパス・ライフ全般へのレディネスを高めていることが確認できた。 3.今後の計画 (1)日本語予備教育教材を16年度以降も引き続き遠隔地の学習者に公開し、そのフィードバックをもとに、日本語学習支援環境と内容をさらに充実させていく。 (2)上記の非同期的コミュニケーション手法に加えて、インターネットベースのテレビ会議やテレビ電話などの同期的コミュニケーション手法を追加し、さらに体系的な日本語学習支援環境を構築する。
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Research Products
(2 results)