• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2002 Fiscal Year Annual Research Report

移動型エージェントに基づくオペレーティングシステムの構築手法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14580394
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

大久保 英嗣  立命館大学, 理工学部, 教授 (60127058)

Keywordsオペレーティングシステム / エージェント / 適応型処理 / 資源管理
Research Abstract

近年、モバイル端末や情報家電などの新しい機器がネットワークに接続され利用されるようになってきている。これらの機器は、パーソナルコンピュータやワークステーションなどの通常の計算機と比較すると処理能力が低く、また利用可能な周辺デバイスが限られている。さらに、ネットワークへの接続・切断が任意の時点で行われるため、使用環境やシステムの構成が動的に変化するという特徴を持つ。このような背景から、本研究では、使用環境やシステム構成の変化に動的に適応し、各計算機の特性に応じた資源管理を行うオペレーティングシステムの構築手法について研究する。
本年度は、システムの構成要素の基本となる各種計算機資源を抽象化するオブジェクトと資源管理を行うエージェントについて検討した。特に、エージェントの自律性と移動性を実現するためのモデルを完成させた。具体的には、以下の4項目について検討し、オペレーティングシステムの一部の機能も実装した。
1.計算機資源の抽象化手法に関する研究
ネットワークに接続された計算機資源をオブジェクトとして抽象化するための手法について検討した。
2.エージェントの実行環境に関する研究
エージェントの自律性と移動性を実現するための機構について検討した。
3.エージェントによる計算機資源の管理手法に関する研究
エージェントが複数計算機上の資源を、計算機間を移動しながら位置透過に管理する機構について検討した。
4.エージェント間通信手法に関する研究
エージェントの位置に依らない通信手法について検討した。

  • Research Products

    (6 results)

All Other

All Publications (6 results)

  • [Publications] 中西 数樹: "分散オペレーティングシステムSolelcにおけるスワップ機構の構成"情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティングシステム研究会. 90-4. 25-32 (2002)

  • [Publications] Masahito Shiba: "Design and Implementation of the Solelc Distributed Operating Systems"Systems and Computers in Japan. 33・10. 54-63 (2002)

  • [Publications] 瀧本 栄二: "エージェント指向オペレーティングシステムAGにおけるリフレクティブエージェントの実現手法"情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティングシステム研究会. 92-1. 1-6 (2003)

  • [Publications] 玉田 純子: "分散オペレーティングシステムSolelcにおけるシステムコール処理の分散化方式"情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティングシステム研究会. 92-8. 55-60 (2003)

  • [Publications] 勝部 弘嗣: "リアルタイム環境に摘要可能なUltra DMA転送機構の設計と実装"情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティングシステム研究会. 92-11. 77-84 (2003)

  • [Publications] 毛利 公一: "次世代ワイヤレス通信を指向するオペレーティングシステムの提案"情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティングシステム研究会. 92-15. 107-114 (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi