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2003 Fiscal Year Annual Research Report

自然地保全NPOの動向とその発展方向に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14597002
Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

土屋 俊幸  東京農工大学, 農学部, 助教授 (50271846)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 信次  岩手大学, 農学部, 助教授 (80292176)
Keywords自然地保全NPO / ナショナル・トラスト運動 / 国有林 / パートナーシップ
Research Abstract

今年度も対象団体のデータベース作りを継続すると共に、次の2項目について国内で実態調査を行った。
1.代表的なナショナル・トラスト運動の現状
大阪市の「財団法人大阪みどりのトラスト協会」、札幌市の「真駒内芸術の森 緑の回廊基金」について、これまでの活動の経緯、現在の活動状況、今後の方向性について聞き取り調査を行った。
前者では、大阪府の支援のもと、里山保全活動、森林ボランティア活動、湿地保全活動など、これまで異なった文脈のもとで、異なった性格の主体によって担われてきた自然地保全活動が統合的に行われつつある。一方後者では、当初の大々的な募金活動を中心とした活発な活動が、中心的人物の離脱、高地価による土地取得の困難性などから、縮小・停滞していたが、新たな中心グループの形成により、日常的な活動を復活しつつある。
2.全国規模の自然地保全NPOと国有林のパートナーシップ形成の実態
国有林とNPOとのパートナーシップ形成を目指す試みが始められているが、その中で形態の異なる二つの事例について聞き取り調査を行った。全国的な森林ボランティアのネットワークへと成長しつつあるNPO法人「森づくりフォーラム」による「フォレスト21さがみの森」が、神奈川県内の国有林4.5haについて森林ボランティアによる森林整備を行うプロジェクトであるのに対して、財団法人日本自然保護協会による赤谷川上流域プロジェクト(群馬県)では、約1万ヘクタールの国有林について保護と利活用に関する協定を関係者間で結び、生物多様性の保全を中心とした活動を行っていこうとするものだった。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] デイビッド・キットレッジ, 土屋俊幸: "<マサチューセッツ州>保全ボランテイアへの普及を通じて森林所有者へ"現代林業. 2003年5月号,6月号. 48-51, 44-51 (2003)

  • [Publications] 土屋俊幸: "森林ボランティアは森林整備の担い手なのだろうか?"『日本の森林を考える』シリーズ(5)環境と木材-林業の再生を求めて. 第2号. 55-61 (2003)

  • [Publications] 山本信次(編著), 土屋俊幸(分担執筆): "森林ボランティア論"日本林業調査会. 345 (2003)

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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