2003 Fiscal Year Annual Research Report
NPO諸組織を連携する知識型情報システムの構築とナレッジマネジメントに関する研究
Project/Area Number |
14597008
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Research Institution | Ishinomaki Senshu University |
Principal Investigator |
松田 孝子 石巻専修大学, 経営学部, 教授 (80006246)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉田 博 石巻専修大学, 経営学部, 助教授 (10316416)
佐々木 万亀夫 石巻専修大学, 経営学部, 助教授 (30225891)
木伏 良明 石巻専修大学, 経営学部, 教授 (80150887)
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Keywords | ナレッジマネジメント / NPO / 組織マネジメント / 知識型情報システム / 情報共有 / 組織学習 / Webサーバー / グループウェア |
Research Abstract |
本研究はNPOの組織運営にナレッジマネジメントを導入する方法を研究することを目的としている。本年度は、前年度に立ち上げた情報システム(インターネットサーバー)の充実をはかり、これを活用して個々のNPOが活動を展開するとともに、NPO間の連携によって活動の活性化および発展を促す組織経営の方法について研究した。 1.NPO情報システムの充実および運用 (1)前年度に立ち上げたNPOサーバーシステム上で、Webページやグループウェアを用いるコミュニケーション、情報共有を行うシステムを稼働し、実用システムとして機能しうるように改善した。 (2)石巻地方広域圏の特定非営利活動法人「いしのまきNPOセンター」の協力を得て、NPO情報の収集・蓄積・更新を行い、NPO活動、NPO間のコラボレーションに役立つシステムを運用している。 2.NPO間連携のための組織経営手法の研究 (1)NPO間で交換・共有するフロー情報とストック情報は、ナレッジコミュニティの形成に不可欠であるとの知見から、その組織デザインとしてNPOセンター版ハイパーテキスト型組織について研究した。 (2)ナレッジコミュニティにおける組織学習は、暗黙知の連鎖を作り、ITベースの形式知へと連結して、NPO活動に資するナレッジサイクルを作り出す。そこで、NPOセンターの組織マネジメントの方法について研究した。 3.地方社会においてITは未だ常時利用できる環境には至っておらず、NPOメンバーの日常ツールとはなっていないが、紙ベースの情報交換を補完しながら、ITベースの情報システムを用いるNPO間の連携意識は少しずつ高まっていることを確認した。
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[Publications] 佐々木万亀夫, 杉田博, 木伏良明, 松田孝子: "NPO間連携のための情報ネットワークシステムの構築"日本計画行政学会全国大会研究報告要旨集. 26. 283-286 (2003)
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[Publications] 杉田博, 佐々木万亀夫, 木伏良明, 松田孝子: "NPO間連携とナレッジ・コミュニティ"日本計画行政学会全国大会研究報告要旨集. 26. 287-290 (2003)