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2002 Fiscal Year Annual Research Report

アジア諸国における海岸ネットワークの構築と海岸工学上の諸問題の整理

Research Project

Project/Area Number 14605015
Research InstitutionNagoya Institute of Technology

Principal Investigator

喜岡 渉  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (10135402)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡安 章夫  東京水産大学, 水産学部, 助教授 (20213994)
柴山 知也  横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授 (40143391)
今村 文彦  東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40213243)
浅野 敏之  鹿児島大学, 工学部, 教授 (40111918)
山下 隆男  京都大学, 防災研究所, 助教授 (30111983)
Keywordsアジア / ネットワーク / 国際協力 / 海岸工学 / 東南アジア / 海岸管理
Research Abstract

本企画調査では,アジア諸国の連携を目指したアジア太平洋ネットワークおよび国際的組織を短期間で構築し,国際ネットワークへ発展させるための基盤作りを進めるとともに,アジア諸国の海岸工学上の諸問題を掘り起こし,多国間での研究が必要な課題の抽出を行った.研究成果は以下のように要約される.
1.キーパンスンの選出と各国ネットワークとの連携
(1)イランのKNT工科大学および港湾海運庁,スリランカのルフナ大学工学部,モラトワ大学工学部およびペラデニヤ大学工学部を訪問し,今後の日本(土木学会海岸工学委員会)とのネットワークを確立するために,研究者情報交換を活発に行うことで合意した.(2)インドネシアのハサヌディン大学およびジャカルタ市の海務・水産省を調査し,東南アジアの海岸資源の有効利用,総合管理を進展させるための支援機関として,「インドネシア海岸管理研究センター」の設立計画を進めることとなった.(3)トルコの中東工科大学を尋ね,ネットワーク作成のための意見交換を行った.(4)中国,韓国,台湾については,それぞれの国のネットワークと連携していくことについて合意を得た.
2.海岸工学上の諸問題の整理
(1)イランにおいては,カスピ海は河川からの流入量が増加した結果,水位が上昇しており,侵食対策が必要である.(2)スリランカでは,南西部海岸においては波浪による海岸侵食が顕在化しており,南部地域においては活発な沿岸漂砂により一部堆砂が著しい漁港があった.(3)韓国,成均館大学(水原市)と関東大学(襄陽市)を調査し,韓国海岸海洋学会との共同研究,共同事業等の連携,韓国東海岸の海浜保全に関する日本の海岸工学研究者の支援,共同研究体制を進めることになった.(4)インドネシア全国レベル,島嶼レベルおよび地域レベルの研究プロジェクトに関して支援することになった.(5)トルコにおいては,漂砂・海岸侵食,湾内汚染・環境問題,沿岸・海洋構造物などが問題となっており,津波に関する被害・メカニズム調査の報告もあった.

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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