2004 Fiscal Year Annual Research Report
WEBによる福祉実践教育システムの構築と、それを利用した福祉実践教育法の試み
Project/Area Number |
14651044
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Research Institution | Shukutoku University |
Principal Investigator |
戸塚 法子 淑徳大学, 社会学部, 教授 (60219764)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松山 恵美子 淑徳大学, 社会学部, 講師 (00337693)
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Keywords | 社会福祉実践 / 社会福祉実習教育 / 社会福祉援助技術演習 / 福祉施設職員現任訓練 / スーパービジョン / 教育工学 / マルチメディア教材 / e-Learning |
Research Abstract |
本研究最終年度は、まず前期授業期間(7月下旬まで)において、昨年度のヒアリング調査結果に基づき、開発してきた福祉実践教育システムの改良点を検討した。具体的には画像の追加によるプログラムの更新、学習者の持つ様々なネットワーク環境に左右されづらいシステムへの改良(これまでの全ムービー型学習形態から知識学習をHTMLファイル形式、仮想現実空間での現場実習をムービー形式と目的により分割)等である。 その一方、教材単位の知識項目、知識関連項目について洗い出しの最終作業とその組み立てを行い、それらを独自に工夫した「一覧表」から、学生が好きな学習場所へととべるかたちに作成した。8月には教育システム情報学会全国大会に出席し、教育システム及び教材開発の最新情報について情報収集を行った。 11月初旬には社会福祉現場実習を終えた学生(戸塚担当の学生)、福祉現場実習をまだ行っていない学生(戸塚担当以外の福祉学科1年〜3年)及び関東の特定現場協力者を対象に、第二次試作・福祉実践教育システムによるユーザビリティの検証を試みた。その結果、ホームページから学習を行った際の画面の使い勝手、ボタン利用等、学習操作に関する意見、現場実習の各ストーリの理解、登場人物の区別等の意見及び全体に関わる今後の課題が明らかになった。現場からも、"施設の運営管理面"を加味してほしい旨提案がなされた。これらに基づき戸塚と松山は、再度修正した一連の作業・研究成果を、私立大学情報教育協会主催の大学情報化全国大会(9月上旬)及び文部科学省主催の情報処理教育研究集会(11月下旬)で発表し、フロアーから貴重なアドバイスを得ることができた。本教材は、社会福祉援助技術教育用として開発したものであり、ここで最終年度を迎えるに至ったが、学生の「やる気」「動機づけ」をより一層高められるような福祉実践教育システムを再度検討し、引き続き更新を進めている。
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