2004 Fiscal Year Annual Research Report
社会教育における美術教育プログラム開発プロジェクト
Project/Area Number |
14651056
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
高橋 正訓 島根大学, 教育学部, 教授 (40108783)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新井 知生 島根大学, 教育学部, 教授 (50232020)
猿田 量 島根大学, 教育学部, 助教授 (30108782)
川路 澄人 島根大学, 教育学部, 助教授 (00273912)
石上 城行 島根大学, 教育学部, 助教授 (80325034)
小谷 充 島根大学, 教育学部, 助教授 (00283044)
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Keywords | 社会教育 / 美術教育 / 社会実習 / 美術館教育 / ワークショップ |
Research Abstract |
本年度は萌芽研究の最後となり、これまでの研究・実践に対する総括の時期となった。 これまで美術鑑賞プログラム開発(平成14年度)とワークシートの作成、学生教育のためのワークショップ実施を中心に、昨年度は「越後妻有トリエンナーレ」への参加を行うことができた。特にワークショップの実践は、島根県立美術館を場とし、美術館学芸員の協力を得て行うことができた。 今年度はこのワークショッププログラムの確立と学生教育(人材養成カリキュラム)の側面の充実を中心に研究を行った。平成16年7月31日〜8月23日までのほぼ毎週末、島根県立美術館において「ポコッと発掘!現代化石」というオープンスタジオ形式のワークショップを実施(参加者300名以上)することができた。ワークショップの企画・立案、試作品の製作、広報用ポスター、チラシのデザイン、ワークショップの実施マニュアル、事前シミュレーション、ワークショップの実施、という一連の流れを人材養成のカリキュラム化することができた。美術館学芸員とワークショップの日程、目的、活動の方向性を事前に確認することにより、美術館側にも迷惑をかけることなく上記のカリキュラムを消化できたことは本プロジェクトの有効性を証明する大きな成果であろう。全てを教員側が決定するのではなく、学生の企画を発表・討議させることにより、自分たちの企画という意識を生じさせたことはワークショップの成功に大きな原動力となった。 また、本研究は本学部生涯学習課程造形美術コースの「造形美術社会実習」とリンクしている。来年度で最後を迎える「実習」をまとめる形で研究の成果を論文にする予定である。
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