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2002 Fiscal Year Annual Research Report

都市内部の言語変種勢力と話者勢力の分布に基づく都市方言研究法の開発

Research Project

Project/Area Number 14651097
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

太田 一郎  鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (60203783)

Keywords言語勢力 / 言語地勢学 / 方言学 / 言語変異 / 言語変化
Research Abstract

平成14年度には,当初以下のことを実施する予定にしていた。
(1)文献等による使用される言語項目に関する資料収集
(2)海外の類似した調査法の研究
(3)調査地点の選択
(4)調査票の作成
(1)の言語項目については,関連文献の収集や関西学院大学の陣内正敬らの研究グループが行った関西方言の影響に関する調査の項目等を参考にすることで,鹿児島市で使用されると考えられる言語変種それぞれを代表する言語項目をある程度まで特定することができた。(2)については,本研究と類似しているトロント大学(カナダ)のChambers教授らによるLinguistic Topography調査の調査法に関わる資料収集を約1週間トロントで行った。加えて,英国レディング大学のKerswill上級講師たちが行った英国中西部の街ミルトン・キーンズの新方言発生に果たした子供の役割を調査に関わる論文を収集し,今後の鹿児島市内において新しい話者勢力となる子供のことばの影響もあわせて探る準備をした。(3)に関しては,地元話者が多いと思われる旧市街や移住者が多いと思われる新興住宅地などをバランスよく取り入れた選定を現在行っているところである。(4)の調査票の作成については,現在アクセント変化に関わる項目を取り入れるための準備を進めている段階であり,本年度中に調査票を完成させるところまでには至らなかった。また,当初の計画にはなかったが,本研究の一部とするために,名古屋大学の日本学術振興会研究員の白勢彩子と鹿児島市の幼児の言語習得に関する共同調査を始めた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Ichiro OTA: "Speakers' Variables and Tonal Variation in a Dialect Contact Situation"音声研究. 6巻3号. 12-24 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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