2003 Fiscal Year Annual Research Report
熱硬化性樹脂の酸素による硬化抑制を利用した老朽管渠の高強度・急速更生工法開発
Project/Area Number |
14655163
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
彦坂 煕 九州大学, 工学研究院, 教授 (10037864)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黄 玲 九州大学, 大学院・工学研究院, 助手 (70325512)
園田 佳巨 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (40304737)
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Keywords | 埋設管 / 熱硬化性樹脂 / 更生工法 / 鉄筋コンクリート / リングパネル工法 / 下水道 |
Research Abstract |
1.富山県一級河川和田川の川底を横断するサイフォン内部に亀裂が発生し漏水しているため、亀裂が拡大した場合、河川堤防の破堤の恐れがあった。そこで、既設サイフォン内に本研究の熱硬化性樹脂を圧着硬化させて管路を構築することを提案し、現地での施工実験を行った。 2.地中に埋設された下水道管について、コンクリートに分布ひび割れモデルの4辺形要素、鉄筋にバイリニア型トラス要素を用いた二次元非線形FEM解析により、土かぶり厚を1m〜3mの間で変化させ、路面を走行する大型自動車荷重(25トン車)に対する安全性をシミュレートした。各管径ごとに次の3つのCaseを解析して、リングパネル工法による更生効果を確認した。 Case A:新管(無損傷) Case B:腐食管(管の内側かぶりコンクリートが剥離し、内側主鉄筋の断面積が半減) Case C:更生管(Case Bの腐食管に、リングパネル工法を適用) 3.地中に埋設され、路面に大型自動車荷重を受ける腐食状態の下水道管の破壊荷重は、新管のそれより低下するが,リングパネル工法で更生することにより新管を大きく上回る値に回復させることができる。また、更生部の鉄筋量・更生厚さ等を調整することにより、経済的に所要の強度を発揮させることができる。
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Research Products
(2 results)