2003 Fiscal Year Annual Research Report
アーバンヴィレッジのコンパクトシティとの関連を中心とした考察
Project/Area Number |
14655218
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
松永 安光 鹿児島大学, 工学部, 教授 (00305153)
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Keywords | コンパクトシティ / ニューアーバニズム / アーバンヴィレッジ |
Research Abstract |
2003年9、月13日から同月23日に掛けて、大学院生2名を帯同してアメリカ合衆国のカリフォルニア州およびフロリダ州各地を訪問し、ニューアーバニズムおよびそれに関連する現地調査を行った。主たる訪問先は、Crossings、Laguna West、Villag Homes、Celebration、Seaside, Water Color, Rosemary Beachなどのグリーンフィールドプロジェクトおよびサンフランシスコ、サンホゼ、オーランド、ペンサコーラの各都市内のプロジェクトであった。その間サンフランシスコ在住のアーバンデザイナー佐々木宏幸氏、セレブレーション開発会社のリーダー社長,および現地住民,不動産仲介業者などのインタビューを行い文献資料の収集を補った。2002年度行ったイギリスのアーバンヴィレッジの現地調査に対して、今回はアメリカにおけるコンパクトシティの一形態としてのニューアーバニズムに関して関係者のヒアリングを行い住民と対話し、シーサイドでは実際に滞在するなどしてその生活の一端を実感することが出来た。とりわけ民間ベースの開発が主体のアメリカにあって隆盛を極めているこの運動についてその実態を明らかにすることで、公的な関与の大きいイギリスとの共通点と相違点を明確にすることは当初から本研究の目的のひとつであった。 2003年度日本建築学会大会では本研究の成果の一部を発表したが、2004年3月に行われる同学会九州支部研究発表会ではその続きを発表し、2004年度大会では今回の調査に基づく研究成果を発表する予定である。2003年12月号の専門誌『新建築』には今回調査の概要を掲載した。この研究に関連して2004年1月には、日本建築学会東海支部において講演の招聘を受けた。
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Research Products
(1 results)