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2002 Fiscal Year Annual Research Report

胚発生工学のための染色体移植法の開発

Research Project

Project/Area Number 14655305
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

飯島 信司  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (00168056)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西島 謙一  名古屋大学, 工学研究科, 助手 (10262891)
Keywords染色体 / 染色体移植 / オボアルブミン / ミニセル / 遺伝子導入 / ニワトリ
Research Abstract

染色体移植とは、ヒトの場合46本、またニワトリの場合約80本と複数ある染色体をある細胞から取り出し、他の細胞へ移す技術である。この技術は、実験的にはマウスのみで可能であるがきわめて効率が悪く、現段階では汎用技術となっていない。しかし抗体などきわめて大きい遺伝子座を扱う必要がある時は必須の技術である。微小核細胞は1または2個の染色体を持つ細胞断片であり、他の細胞と微小核の融合により染色体移植が可能であるが、すべての細胞での微小核ができるわけではない。そこでHeLa細胞で作製が可能であるかどうかを調べた。使用するコルセミド濃度について検討したところ実験した濃度範囲ではほぼ等しく染色体の凝集がみられた。次に、微小核細胞の融合の効率をあげるためVSVウイルスの外被タンパク(VSV-G)を用いることとした。このため、まずHeLa細胞にVSV-G遺伝子をリポフェクション試薬を用いて導入し24時間経過後、0.05μg/ml、24時間のコルセミド処理、つづいて20μg/mlのサイトカラシンB処理をし、34℃で42000rpm、70分のパコール密度勾配遠心にかけ、微小核細胞を精製した。これを3μmのフィルターを通し、1.8×10^5/mlの微小核を含むサンプルを得ることができた。現在、HeLa細胞と微小核の融合を試みている。また我々は、動物個体をバイオリアクーとして用い卵の中にタンパク性医薬品を生産させることを目的として研究を行っており、このために卵白に局在するオボアルブミン遺伝子を利用している。そこで、まずDT40で相同組換えを起こす遺伝子として卵白の主要タンパクであるオボアルブミンを選び、この遺伝子座にマーカーである発光タンパクGFP(Green fluorescence protein)遺伝子を導入を試みている。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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