2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14656091
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
福地 博 弘前大学, 農学生命科学部, 講師 (00003525)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
張 樹槐 弘前大学, 農学生命科学部, 助教授 (90261429)
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Keywords | 果実の硬度 / 内部品質 / 非破壊的測定 / レーザードップラー速度計 / 3次元計測 / 果実の形状選別 |
Research Abstract |
著者らは,前年度に構築した果実の硬度を非破壊的に測定するシステム,及び新たに考案したリンゴ果実形状選別への三次元計測システムを用い,以下の結果を得た。 リンゴ果実,品種"つがる""ふじ"については,室温で放置されていたものの硬度変化を振動出力の第1共鳴周波数と破壊的に計測した硬度の間には,高い相関があることを明らかにしたとともに,その実用可能性を確認した。 また,本システムは,追熟中のラ・フランスや収穫した緑,ピンク,赤色のトマトの硬度変化も計測することができ,将来の選別システムへの応用の可能性を確認した。 さらに,新たに構築した三次元計測システムを用いることにより,リンゴ果実の3次元形状を正確に再現でき,またその情報を利用することにより,果実の比重の計測,虫食い傷,打撲傷の識別などを可能にした。 特に,果実の円形度,いびつ度などのいくつかの形状係数を導入することにより,現在の選果システムで計測できないリンゴ果実のいびつ形状を表現できた。これらの形状係数を用いることで,更なる高付加価値のリンゴ生産に寄与できることが示唆された。
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