2002 Fiscal Year Annual Research Report
携帯インターネットを活用した体感症状による新しいスギ花粉症の予報システム
Project/Area Number |
14657085
|
Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
須甲 松信 東京芸術大学, 保健管理センター, 教授 (80107622)
|
Keywords | スギ花粉症予報 / 花粉飛散量 / 携帯iモード |
Research Abstract |
1.スギ飛散量、気象、大気汚染度等の予報サービスの有用性に関する電子調査。 花粉症や喘息の予防対策に花粉飛散量の情報提供が、患者に有益かどうかについて「環境goo」の登録会員79,000人にインターネットアンケート調査を行ったところ、46%から有益であるとの回答を得た。 2.携帯電話用スギ花粉症自己管理電子日誌の作成。 携帯電話インターネットのiモードの携帯画面上に、目、鼻、喉、全身に関する花粉症状(良、悪、最悪を選択)、服薬量、防御の自己対策およびその効果を毎日、朝、昼、夕、夜の4度、入力する花粉症電子日誌のソフトを開発した。入力データは逐次センターサーバーに送信し、時系列的にデータベース化し、保存するシステムを構築した。 3.花粉飛散情報の自動配信システムの構築。 スギ花粉飛散量を自動計測する装置を東京周辺11個所に設置し、各地点の花粉飛散量の情報を公衆回線を介して定期的にセンターサーバーに送信し、データベース化した。飛散量のリアルタイムな情報をインターネットを介して、モニターの携帯iモード画面に定期的に配信するシステムを構築した。 4.スギ花粉症の症状モニター患者との契約とシステム作動。 2003年2月、スギ花粉症のモニター患者に、同意を取った上で、毎日、携帯iモード上のスギ花粉症自己管理電子日誌に自分の生活地域、花粉症状、服薬量、自己対策、効果について選択入力し、サーバーに送信してもらった。 5.2003年3月、各患者モニターの生活地域ごとのスギ花粉飛散量と患者の症状との間の相関関係を調査している。
|