2003 Fiscal Year Annual Research Report
狂牛病原因物質プリオン・モデルペプチドの変成機序に関する分光学的研究
Project/Area Number |
14657091
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
数坂 昭夫 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助教授 (00002113)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 一正 北海道工業大学, 工学部, 教授 (00002006)
石塚 真由美 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助手 (50332474)
藤田 正一 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (10143314)
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Keywords | 狂牛病 / プリオン・タンパク / 光ファイバーセンシング・システム / 抗体固定化光ファイバの作成 / 金微粒子 / Surface enhanced ramanスペクトル / 銀微粒子 |
Research Abstract |
狂牛病を始めとするプリオン病研究において、PrPcからPrPScへの変性機序の解明と、それに基ずく発病機序の解明が重要と考え、幾つかの検討を行ってきた。その後、諸外国での研究成果の蓄積が多く重ねられている。それらの成果を考慮し本年は以下の研究を進めてきた。幾つかの成果を得た。 1.生体中で、変性によって生ずる異常タンパク質を高選択・高感度に検出するバイオセンサーの開発を試みた。 2.研究分担者が従来行ってきた、光ファイバセンシング・システムの改良を行い、目的達成を試みた。本システムでは、従来の蛍光発光の測定に加え、光屈折を利用する表面プラズモン測定を検出系とするシステム開発を継続中である。 3.光ファイバに先端にPrPScに特異的に反応する抗体を固定化し、高選択バイオセンサの作成を試みている。光ファイバ先端を金微粒子を含む高分子で加工することにより抗体を安定に固定化することが可能であることが明らかになった。金微粒子の調製と高分子の選択が現在の課題である。 4.タンパク質変性状態をより詳しく調べることを目的として、捕捉されたタンパク質のラマンスペクトル観測の有効性が期待される。その時、タンパク質に銀微粒子等を加えることにより、Surface enhanced ramanスペクトルの観測も期待され、高感度バイオセンサーへの拡張を今後の検討課題と考えている。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Saito et al.: "Polymorphism in diazepam metabolism in Wistar rat"J Pharmaceutical Sciences. 93(5). 1271-1278 (2004)
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[Publications] Kim et al.: "Short period exposure to di-(2-ethylhexyl) phthalate regulates testoster one metabolism in testis of prepubertal rats."Arch Toxicol.. 77(8). 446-451 (2003)
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[Publications] Sakamoto et al.: "Cytochrome p450 induction and gonadal status alteration in common carp (Cyprinus carpio) associated with the discharge of dioxin contaminated effluent to the Hikiji River, Kanagawa Prefecture, Japan."Chemosphere. 51(6). 491-500 (2003)
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[Publications] Ishizuka et al.: "Perinatal exposure to low doses of 2,3,7,8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin alters sex-dependent expression of hepatic CYP2C11."J Biochem Mol Toxicol.. 17(5). 278-285 (2003)
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[Publications] Hoshino et al.: "Organochlorine compound accumulation in Steller sea lion Eumetopias jubatus migrating along the coast of Hokkaido in northern Japan"Jpn J Toxicol.. 6(1). 1-10 (2003)
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[Publications] 板倉隆夫, 石塚真由美, 藤田正一: "P450の分子生物学(第4章 魚類のP450酵素系)"講談社サイエンティフィク. 255(167-182) (2003)