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2003 Fiscal Year Annual Research Report

特発性心筋症に対する遺伝子修正幹細胞を用いた細胞移植治療に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 14657159
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

白土 邦男  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80004761)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加賀谷 豊  東北大学, 病院・講師 (90250779)
渡辺 淳  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (90210905)
Keywords遺伝子細胞治療 / 特発性心筋症
Research Abstract

平成15年度の研究実績を以下に述べる。
1、前年に引き続きFLAGをタグとして挿入した正常ハムスターδサルコグリカンcDNAと同一ベクター上で別個にGFPを発現する発現遺伝子ベクターをハムスター骨髄細胞に導入する条件を検討した。ハムスターより単離した全骨髄細胞に対してリポフェクション法による遺伝子導入ではGFPを発現した細胞が確認された。
2、GFPを発現した細胞をFluorescence activated cell sorterにて分離したところ、その数は全体の約70%程度であった。そしてGFP陽性細胞おいてFLAGにてタグした正常ハムスターδサルコグリカンcDNAの発現が確認された。次いで、Bio14.6心筋症ハムスター骨髄細胞にFLAGならびにGFPでタグした正常δサルコグリカン遺伝子を導入した。GFPの発現とδサルコグリカン蛋白の発現はコントロールと同様であった。
3、GFP発現を指標に正常δサルコグリカン遺伝子を導入した骨髄細胞をラット心筋細胞と共培養したところ、心筋細胞形質を獲得したGFP陽性細胞は共培養した全骨髄細胞の約0.5%程度であった。これらの細胞でのδサルコグリガン蛋白の発現が確認された。
4、正常δサルコグリカン遺伝子導入骨髄細胞をBio14.6心筋症ハムスターに経静脈的に投与し心筋組織を免疫染色にで検討したところ、GFP陽性の心筋細胞は少数であった。細胞移植を受けたBio14.6ハムスターでは軽度であるが心筋組織のリモデリング抑制効果が認められ、心機能改善も認められた。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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