2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14657305
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
三浦 直行 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40165965)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 正光 浜松医科大学, 医学部, 助手 (20291396)
最上 秀夫 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (90311604)
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Keywords | Rb蛋白 / アポトーシス / 化学発癌 / 抗Fas抗体 / 出血 / 劇症肝炎 / 肝硬変 |
Research Abstract |
全身に発現するのではなく、化学発癌系の利用できる肝臓にRb遺伝子を発現するために主に肝臓で発現しているHepatocyte Nuclear Factor-1 (HNF-1)遺伝子プロモーターの支配下にヒトRb遺伝子を連結して、トランスジェニックマウスを作製し、2系統のトランスジェニックマウスを得た。A系統のマウスはトランスジーンを1倍体当たり11コピーもち、B系統のマウスは1倍体当たりトランスジーンを4コピーもっていた。Rb蛋白を肝臓に大量に発現するトランスジェニックマウスではアポトーシスを誘導する抗Fas抗体やTNFα投与時におこる劇症肝炎が起こらないことが判明した。次に、このトランスジェニックマウスが化学発癌抵抗性を示すかどうかを検討した。化学発癌にはRbトランスジェニックマウス雌とC3H雄のF1(遺伝的背景:B6C3F1)を用いる。F1の内、ヒトRbトランスジーンを持たないマウスをコントロール、トランスジーンを持つマウスを実験とする。肝臓化学発癌プロトコールは以下のようにする。まず、生後6週齢のマウスにジエチルニトロソアミン(DEN)を腹腔内投与し、1週後からフェノバルビタール含有水を35週継続飲水させる。コントロールマウス、Rbトランスジェニックマウス肝臓の病理標本を作製し、腫瘍性病変の性質、悪性度、頻度を検討した。コントロールマウスでは、肝細胞癌と多数の結節が誘導された。Rbトランスジェニックマウスでは、結節数が明らかに減少した。また、肝細胞癌の出現は認められなかった。以上の結果から、Rb蛋白は生体の中では、発癌抑制に働いていることが明らかになった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Gronning, L.M.: "Insulin and TNF α induce expression of the forkhead transcription factor gene Foxc2 in 3T3-L1 adipocytes via PI3K and ERK1/2-dependent pathways"Mol. Endocrinol.. 16. 873-883 (2002)
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[Publications] Dahle, M.K.: "Mechanisms of FOXC2 and FOXD1-mediated regulation of the RI α subunit of PKA include release of transcriptional repression and activation by PKB α and cAMP"J. Biol. Chem.. 277. 22902-22908 (2002)
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[Publications] Wang, T.: "Forkhead transcription factor Foxf2(LUN)-deficient mice exhibit abnormal development of secondary palate"Dev. Biol.. (印刷中).
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[Publications] 三浦直行他3, 400名: "医学大辞典"医学書院. 3062 (2003)