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2002 Fiscal Year Annual Research Report

幼児期鼻咽腔閉鎖不全に対する低侵襲検査による評価法と視覚を利用した訓練法の開発

Research Project

Project/Area Number 14657457
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

近藤 昭二  信州大学, 医学部, 助手 (10311698)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杠 俊介  信州大学, 医学部, 助手 (10270969)
松尾 清  信州大学, 医学部, 教授 (20135156)
KeywordsNasalance / 鼻咽腔閉鎖不全 / 構音障害 / 口蓋裂 / ナゾメータ / 視覚的フィードバック
Research Abstract

正常構音を有する成人に対してナゾメータによる反復測定を行い,機器の再現性を検討した。
従来法(音声評価,鼻咽腔造影,鼻咽腔ファイバー)により鼻咽腔閉鎖不全が判明している年長の患者に対して,ナゾメーターによる口腔,鼻腔の音響エネルギーの測定を行った。従来法による重症度判定と,ナゾメーターによる重症度判定をretrospectiveに比較検討し,ナゾメータによるNasalance測定値と鼻咽腔閉鎖不全重症度との関連性,相関性について検討した結果,ナゾメーターによるNasalance測定値は鼻咽腔閉鎖機能とよく相関することが確認された。しかし,一方で,ナゾメータによる測定は個人差があることも確認された。
新規の年長の鼻咽腔閉鎖不全疑い患者に対して,ナゾメーターと従来法を行い,両者でprospectiveに,検査の侵襲度,簡便性について検討した結果,ナゾメータによるNasalance測定は,従来法に比較して,簡便であり,検査による患者への侵襲が少ないことが確認された。
鼻咽腔閉鎖不全治療後の年長患者に対して,ナゾメーターと従来法,構音の主観的評価により,経時的に鼻咽腔閉鎖機能の改善度合いを比較検討し,鼻咽腔閉鎖機能ならびに構音の改善度と,ナゾメーターによるNasalance測定値との関連性を検討したところ,鼻咽腔閉鎖機能の改善とナゾメーターによるNasalance測定値の変化はよく相関していた。
年長児への検査施行に続いて,幼児期の鼻咽腔閉鎖不全疑い患者に対して,ナゾメーター検査の侵襲度について検討したところ,ナゾメータは3歳以上の幼児において施行可能であることが確認された。
以上の結果について,日本形成外科学会基礎学術集会,日本頭蓋顎顔面外科学会において,発表を行った。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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