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2002 Fiscal Year Annual Research Report

S.mutans,S.sobrinusを選択的に溶解する溶菌酵素の研究

Research Project

Project/Area Number 14657467
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

菅井 基行  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (10201568)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小原 勝  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (80253095)
藤原 環  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (90274092)
小松澤 均  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (90253088)
Keywords口腔内レンサ球菌 / 溶菌酵素 / 細胞壁 / S. mutans / S. sobrinus
Research Abstract

Streptococcus mutans菌体を含有するアクリルアミドゲルを用いた溶菌酵素の検出法により、Streptococcus mutans MT703R株菌体より4%SDSで抽出した画分に溶菌活性を認める分子量約100kDaと80kDaのタンパクバンドを2本検出した。4%SDS抽出画分を濃縮したサンプルを電気泳動後PVDF膜に転写し溶菌活性の認められた2本のバンドのN末端シーケンスを行った。得られたN末端シーケンスの結果を用い、現在公開されているS. mutansのゲノム情報よりこのアミノ酸配列をコードする遺伝子を得た。この遺伝子のコードするタンバクは979個のアミノ酸からなり分子量107kDaであった。相同性検索の結果、このタンパクのC末端半側はlysozymeやmuramidaseと相同性が認められ、N末端半側は種々の溶菌酵素の細胞壁結合ドメインと相同性を認めた。得られた遺伝子から予想されるアミノ酸配列の結果により2本の溶菌バンドは同じタンパク由来であることが示唆された。この遺伝子を用いてHis-tag融合リコンビナントタンパクを作製、精製したところS. mutansに対して溶菌活性を示した。また、この遺伝子を不活化した変異株を作製したところ、親株で認められる2本の溶菌活性を示すバンドは消失した。得られた変異株は親株に比べて長い連鎖を示したことからこのタンパクはS. mutansの細胞分離に関与していることが示唆された。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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