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2002 Fiscal Year Annual Research Report

軟骨分化に関与する因子の遺伝子解析を用いた検索

Research Project

Project/Area Number 14657518
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

坂本 一郎  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (00323725)

Keywords軟骨分化 / ATDC5 / 軟骨分化特異的遺伝子 / 遺伝子発現パターン / RT-PCR / ノーザンブロット法 / 細胞外マトリックス / プロテオグリカン
Research Abstract

軟骨に分化するマウスATDC5というセルラインを用いて、軟骨分化において重要な役割を果たす遺伝子を同定、解析するために、まず、このATDC5を軟骨分化をさせてから0、4、8、12日におけるRNAを回収した。ATDC5の培養は常法に従い5%FBS存在下でおこないコンフルエントに達した後インシュリンを加えて軟骨細胞へと分化させた。RNAの回収には、Trizol Reagentを用いて回収した。回収したRNAを用いてRT-PCRを行い軟骨特異的遺伝子であるType II Collagenの発現を確認した。また、このRNAを用いノーザンブロット法によりタイプ2コラーゲン、タイプ10コラーゲン、アグリカン、デコリンの発現パターンを解析した。タイプ2コラーゲン、タイプ10コラーゲン、アグリカン、デコリンの発現パターンは、それぞれ分化に従いその発現が上昇し、これらの結果は従来報告されたパターンと一致した。
回収したRNAが軟骨分化にともなって発現してきたものであることが確認されたので、このRNAを使って他の遺伝子について、その発現パターンに興味深いものがないか検索した。シンデカン1、シンデカン2、シンデカン3、パールカン、ハス1、ハス2、ハス3、COMP、EXTなど軟骨の細胞外マトリックスに関係すると思われる遺伝子をノーザンブロット法で解析したが、興味深い結果は得られなかった。これらの結果はプローブを作成した位置が悪いことなどが原因とも考えられるので、位置を変えて再度プローブを作成し、もう一度ノーザンブロット法で解析しようと考えている。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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