2004 Fiscal Year Annual Research Report
看護学生の非言語的コミュニケーション能力の育成に関する研究
Project/Area Number |
14657631
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
西沢 義子 弘前大学, 医学部, 教授 (60113825)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋籐 久美子 弘前大学, 医学部, 教授 (20113805)
工藤 せい子 弘前大学, 医学部, 助教授 (80186410)
花屋 道子 弘前大学, 教育学部, 助教授 (70279537)
齋籐 美紀子 弘前大学, 医学部, 助手 (40312508)
小倉 能理子 弘前大学, 医学部, 助手 (20281941)
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Keywords | 看護師 / 表情認知 / 日本版I FEEL Picturesテスト / 看護学生 / 対応行動 / 言語量 / 言語内容 |
Research Abstract |
1.看護師の表情認知の実態 A病院に勤務する看護師45名を対象に,看護師の表情認知の実態および情動的共感性と表情認知との関連について調査した。年齢は24歳〜59歳である。表情認知の実態,快-不快評定については日本版I FEEL Picturesテストを,情動的共感性の測定には情動的共感性尺度を用いた。写真30枚の表情認知は17カテゴリーのうち3〜13カテゴリーに分布していた。特定カテゴリーの出現率が60%以上の写真は6枚で系列は101(喜び),107(眠気),112(注意疑問驚)であった。カテゴリー112の使用頻度が7.0±3.2で全反応数の23.2%であった。次いでカテゴリー101(喜び)が5.5±2.0で全反応数の18.2%であった。カテゴリー116(嫉妬),117(我慢)の使用頻度は0.10〜0.30で全反応数の1.0%以内であった。快-不快評定の得点分布は101系列3.0〜4.6,103・107系列2.5〜3.7,105系列1.7〜2.4,115系列2.4,112系列2.3〜3.2であった。情動的共感性の尺度II(感情的冷淡さ)とカテゴリー103(疲れ)の使用頻度との相関係数はr=-0.368,尺度III(感情的被影響性)とカテゴリー103の使用頻度との相関係数はr=0.512,カテゴリー107との相関係数はr=-0.333であった。 2.看護学生の対応行動の特徴 看護学生の対応行動の特徴を把握するために,先にVTR撮影した模擬患者との対応行動について,言語量と言語内容の差異をゴードンの機能的健康パターンの視点から分析した。看護師の言語量が看護学生より有意に多く,看護師・学生ともに「性・生殖」「価値・信念」に関する情報はなかった。「健康知覚・健康管理」「活動・運動」に関する情報は学生より看護師が有意に多かった。 3.報告書の作成 3年間の研究成果について報告書を作成した(全77頁)。
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Research Products
(2 results)