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2003 Fiscal Year Annual Research Report

言語発達とコミュニケーション―「香り」が及ぼす脳への影響を活用した言語訓練―

Research Project

Project/Area Number 14657635
Research InstitutionSeirei Christopher University

Principal Investigator

竹田 千佐子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (10148273)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水田 敏郎  仁愛大学, 人間学部, 講師 (00340034)
吉田 和典  福井大学, 医学部・医学科, 助教授 (50143938)
長谷川 智子  福井大学, 医学部・看護学科, 講師 (60303369)
Keywordsラベンダー / 香りに対する嗜好 / 脳波 / 脳マップ / 睡眠 / POMS
Research Abstract

3年にわたりアロマセラピーを用いたリラクゼーションの効果を検討してきたが、被験者の香りに対する嗜好が、脳への反応に影響をもたらせているのではないかとの疑問が生じてきた。そこで、本年度は、本実験に使用しているラベンダーのエッセンシャルオイルに関し、「ラベンダーの香りが好きな群」「ラベンダーの香りが嫌いな群」の2群にわけ、中枢神経・自律神経・心理的側面からの分析を試みた。その結果、脳波においては「好きな群」では、α_1・α_2成分がともに増加し、特にα_2帯域の成分の増加が顕著であった。「嫌いな群」では、α_1帯域の成分の増加が顕著に見られる反面、α_2帯域の成分が減少した。睡眠段階においては「好きな群」は「嫌いな群」に比較し、実験全過程において睡眠へ移行する傾向が見られた。逆に「嫌いな群」では、約6割の被験者が実験中覚醒を維持していた(このことは、主観的な眠気尺度からも実証された)。心理的側面においては、気分プロフィール検査(POMS)で、実験前後における気分の変化率をみたところ、「緊張-不安」「抑うつ」「怒り-敵意」「疲労」「混沌」の項目で、「好きな群」のほうが「嫌いな群」に比べ、有意に実験後において低くなっていた。心拍数・呼吸数においては、「好きな群」「嫌いな群」の両者に、特徴的な変化を見ることができなかった。
2004年度は、香りが言語中枢へどのような刺激をもたらすのかを追究したいと考える。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 白川かおる, 竹田千佐子, 月田佳寿美, 長谷川智子: "足部温浴のリラックス効果の実験研究-ラベンダーオイル使用時および未使用時の比較-"福井医科大学研究雑誌. 3巻1・2号. 39-48 (2002)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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