2002 Fiscal Year Annual Research Report
中高年女性における虚血性心疾患の看護介入モデル構築に関する研究
Project/Area Number |
14657651
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
佐藤 芙佐子 三重大学, 医学部, 助教授 (60324505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大川 明子 三重大学, 医学部, 助手 (20290546)
大西 和子 三重大学, 医学部, 教授 (30185334)
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Keywords | 虚血性心疾患 / 性差 / 冠危険因子 / 看護 |
Research Abstract |
1.平成14年度は、後ろ向き疫学的研究の対象(虚血性心疾患をもつ中高年男女)におけるデータへのアクセス準備、研究資料提供責任者との連絡会議の後、施設倫理委員会による倫理審査を受け、研究対象データ(心臓カテーテル検査結果、冠危険因子など)の選択・コード化により既存情報の調査を開姶した(対象数=〜1000)。現在、情報処理中であり、今後は統計ソフト(SPSS)によりデータ分析して結果の検証をする。 2.研究代表者は、「虚血性心疾患の性差」研究が進んでいる米国の医療施設と研究機関を視察し、研究者及び看護実践者との交流により、研究領域に関連する情報収集をした。また、循環器看護の専門性の確立や看護介入モデル構築についての示唆を受けた。 1)米国ウィスコンシン大学看護学部:「虚血性心疾患と女性および性差」を研究課題としている研究者(Drs.Polack & Miller)との交流・コンサルテーション 2)聖ルカ医療センターとヤンツ女性循環器予防センター(ウィスコンシン州ミルウオーキ):循環器系看護実践の状況と地域におけるセンターの活用状況などを視察。また、臨床治験ナース・専門看護師(CNS)へのコンサルテーション 3.第3回動脈硬化教育フォーラム(日本動脈硬化学会主催)に出席し、日本における「中高年女性と生活習慣病」についての最近の動向、また看護師などコメディカル専門職者がこの領域で果たす役割の重要性と今後の研究課題への示唆を得た。
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