2003 Fiscal Year Annual Research Report
中高年女性における虚血性心疾患の看護介入モデル構築に関する研究
Project/Area Number |
14657651
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
佐藤 芙佐子 三重大学, 医学部, 助教授 (60324505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野呂 香織 三重大学, 医学部, 助手 (10345978)
大川 明子 三重大学, 医学部, 助手 (20290546)
大西 和子 三重大学, 医学部, 教授 (30185334)
井村 香積 三重大学, 医学部, 助手 (00362343)
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Keywords | 虚血性心疾患 / 性差・女性 / 看護介入 / 行動変容 / ソーシャルサポート / QOL |
Research Abstract |
1.平成15年度は引き続き前年度のデータの解読・分析を続けた。対象者数(n=〜1000)にある既存情報の処理に重点を置く必要があった。「虚血性心疾患の性差による特徴」に関する一部の結果を出し、最終的な情報分析の段階である。結果は、先行研究結果に比類して、肥満、高脂血症(特に低HDL)、耐糖能異常、家族歴において女性に正相関の有意差がみられ、虚血性心疾患を持つ中高年女性を対象とする看護介入に向けての要素(生活習慣・行動、ソーシャルサポート、精神・心理的側面のケア、セルフケア,QOL)を抽出してモデル構築にむけて検討中である。 2.研究代表者は、米国における虚血性心疾患に関する看護研究、特に生活習慣における予防的介入研究を実施している施設(ピッツバーグ大学看護学部)を訪問して、研究者(Dr. Loura Burke & Lauren Saul)と交流した。特に、米国女性における循環器系研究、WINS(The Women's Initiative for Nonsmoking)とWISE(Women's Ischemia Syndrome Evaluation)についてである。此の領域における循環器病予防促進に関する行動コンプライアンスの概念と介入研究の重要性、また先行文献・資料などについて面談・コンサルテーションを受け、次期研究目標である介入モデル構築に向けての示唆を受ける。 3.第51回日本心臓病学会学術集会に出席。循環器病の性差に関連した研究成果またその動向について学び、研究課題への示唆を得た。
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