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2002 Fiscal Year Annual Research Report

助産適正技術の国際的検討:日本の昭和期の出産支援状況と途上国の現状

Research Project

Project/Area Number 14657654
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

大石 和代  長崎大学, 医学部, 教授 (00194069)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 安秀  大阪大学, 人間学部, 教授 (60260486)
門司 和彦  長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (80166321)
Keywords母子保健 / 出産支援 / 助産技術 / 日本 / バングラデシュ / 国際協力
Research Abstract

1 佐世保助産院のデータ入力
佐世保助産院(長崎県佐世保市)の助産録(1960〜1988年、8226例)から助産に関連する項目(出産前・時・後のケア等)を抽出してデータ入力を行い、入力を完了した。
2 バングラデシュでの予備調査の実施
2002年12月にバングラデシュの農村で出産に関する予備調査を実施した。予備調査では妊婦、乳児をもつ母親、TBA(Traditional Birth Attendant)および産科看護師の4つのグループを対象に、出産に関するフォーカスグループデスカッションを実施した。この予備調査によりバングラデシュ農村で現在実施されている出産について以下の現状が把握できた。
(1)自宅分娩が90%を超え、TBAと家族・親戚のみが分娩に立ち合っていた。
(2)出産年齢は一般に非常に低かった。
(3)母乳栄養がほとんどであり、水分補給には水が、離乳食には米が用いられていた。
ダッカで病院出産に立ち合った経験では日本と比較して以下の違いがあった。
(1)出産はすべて看護職によって行われていた。
(2)出産時のケアは分娩介助以外は殆ど提供されていなかった。
(3)安全だけは確保できる環境であったが、産婦は孤独で、出産は非人間的なものであった.

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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