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2002 Fiscal Year Annual Research Report

慢性血液透析導入患者の気持ちをモニターするコンピュータ・インターフェースの開発

Research Project

Project/Area Number 14657665
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

森田 夏実  慶應義塾大学, 看護医療学部, 助教授 (90229310)

Keywords気持ち / モニタリング / 看護 / 慢性血液透析 / 透析導入患者 / コミュニケーション
Research Abstract

本研究は2年計画で進行している。今年度は、慢性血液透析導入患者の気持ちの状態をペンタッチ入力が可能なパーソナル・コンピュータ(PC)を用いて入力し、そのデータを蓄積する「"KIMOCHI"Monitoring System in Dialysis」を開発した。当初はパーム型コンピュータを使用する予定であったが、入力のし易さと、表示の明確さからB5サイズのPCを用いることとし、PCで展開できるシステムの開発をおこなった。
「"KIMOCHI"Monitoring System in Dialysis」とは、患者の気持ちについて、その種類と割合を入力し、それらのデータを蓄積することで気持ちの経時的変化を個人及び複数患者の集計として表示するコンピュータ・ソフトである。関連情報として、患者の疾病に関する基本的情報、健康状態を示す主要な生化学的データ等も同時に記録し、それらの変化もグラフとして示すことができる。看護者が患者の気持ちを理解するためのツールとして、また、患者とのコミュニケーション媒体として、患者の気持ちを示すインターフェースが活用できる様に工夫した。
入力に際しては、患者毎にIDを割り当て、患者自身で入力することができるが、患者は他の患者のデータを見ることはできない。システムの管理者としてナース等は別画面からシステムに入る。入力は、予め登録されている13の気持ちから選択する。それ以外の気持ちが表出される場合はメモ欄に記載できるようになっている。メモ欄の集計システムの開発は今後の課題である。
このシステムを試行し、使用マニュアルを作成した。また、システムの動作性を検討するために、既存のデータを入力し、今後の改良点を検討中である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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