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2004 Fiscal Year Annual Research Report

医療的ケアを必要とする長期入院患児の在宅ケア支援システムモデルの開発

Research Project

Project/Area Number 14657667
Research InstitutionThe Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing

Principal Investigator

鈴木 眞知子  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (80179259)

Keywords医療的ケア / 長期入院児 / 人工呼吸器使用患児 / 障害児 / 小児の在宅ケア支援システム
Research Abstract

最終年度である平成16年度では、モデルの実験的介入を行い、その評価によりモデル案の構築を目指した。
1.モデル案の構造
1)構造の特色
考案したモデルは、種々の事業等<検討会活動とそこでの直接介入>が「仲間づくりへの支援」、「兄弟たちの交流の場」、「情報提供」、「情報交換の場づくり」、「介護や支援に関する学習の場づくり」、「事例のケア検討」、「調整や相談」、「問題事象への対応」という<役割を果たす>ことにより、そのプロセスにおいて、介護者や支援者の<前向きに努力しようとする力>を高め、それぞれの結びつきを強化し、手を携え、支え合う<関係の変化>をさせるというものである。そして、その成果として<壁を越えた効果的な支援連携や円滑なコミュニケーション>が得られる。
2)モデル案による他の成果
そのシステムはまた、支援を受ける子どもや親の立場から考えると、時間的経過と共に、家族自らが「子どもの生活場所」を自宅から保育園や学校、公共交通機関を利用した外出や外泊というように、地域から社会へと「場を拡大」させるその<取り組み>につながるものであった。
そのことは、障害があり、人工呼吸器から離脱できない子どもを、どうやって育てていけばよいのかというような特殊な子育ての模索から抜け出し、地域で普通に暮らしていこうと決意する、正にそれは、子どもと家族が一体となって<<自立(自律)するプロセス>>であると考えられた。
高位脊髄損傷患者を対象として行った海外との比較研究では、自立生活を目標としたシステムにおいては、地域生活の質や家族生活の満足度において顕著な差異を示すことが報告されており、そのような観点からも本システムは意義あるものと考えられた。

  • Research Products

    (5 results)

All 2004

All Journal Article (5 results)

  • [Journal Article] 小児長期人工呼吸患者に主治医はどのような医療を提供すべきか2004

    • Author(s)
      河原仁志, 鈴木真知子
    • Journal Title

      小児科診療 67(12)

      Pages: 2195-2202

  • [Journal Article] 「問題のある親・家族」を考える2004

    • Author(s)
      鈴木真知子
    • Journal Title

      難病と在宅ケア 10(8)

      Pages: 11-14

  • [Journal Article] 超重症児の在宅ケア支援システムモデル第一報-地域全体における「検討会」の活動とその効果-2004

    • Author(s)
      鈴木真知子
    • Journal Title

      小児保健研究 63(5)

      Pages: 583-589

  • [Journal Article] 医療的ケアを必要とする子どもの在宅ケア支援システムモデルの開発2004

    • Author(s)
      鈴木真知子, 種吉啓子, 森友和仁
    • Journal Title

      看護科学学会講演集 24

      Pages: 237

  • [Journal Article] 超重症児の在宅ケア支援システムモデル第二報:人工呼吸器装着児の保育園や学校生活に向けての効果的な支援連携2004

    • Author(s)
      鈴木真知子, 佐藤百合子, 為国志保子, 村上久, 山根民子
    • Journal Title

      日本小児看護学会学術集会講演集 14

      Pages: 246-247

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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