2003 Fiscal Year Annual Research Report
新世紀の科学教育に求められるスーパー・サイエンス・カリキュラムに関する基礎的研究
Project/Area Number |
14658044
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 悦司 宮崎大学, 教育文化学部, 講師 (00324898)
野上 智行 神戸大学, 学長 (80127688)
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Keywords | 科学教育カリキュラム / カリキュラム構成原理 / 知識構築型カリキュラム |
Research Abstract |
本年度は最終年度として,以下のように研究を遂行した。 1.関連文献の収集と文献データベースの構築・公開 初年度に引き続き,科学技術の先端的な研究を教育内容に取り入れた諸外国・国内のスーパー・サイエンス・ハイスクール及びサイエンス・パートナーシップ・プログラム等事例を収集するとともに,関連文献を整理し,データベー-ス化し,それらをWeb上で限定的に公開した。 2.国内外の実地調査 初年度に引き続き,科学技術の先端的な研究を教育内容に取り入れている国内の学校を実際に訪問し,カリキュラムの目的,内容,方法,評価及び支援体制に関する実際的な資料をさらに収集した。 3.スーパー・サイエンス・カリキュラム試案の提案 関連文献・資料,並びに実地調査から得られた知見を検討し,スーパー・サイエンス・カリキュラムの試案を作成した。作成した内容は,遺伝子工学の分野を内容とした,遺伝子組み日換え食品にかかわる社会的意思決定支援のためのカリキュラムであった。このカリキュラムの作成にあたっては,トロント大学のScardamalia(2002)の知識構築型カリキュラム構成論を参照し,カリキュラムの基本的なフレームワークを確定した。それは,現実のアイデア・申請の問題,改善できるアイデア,超越,認識主体性,共同体の知識,集団的責任,知識の民主化などの12に要因から構成されるものであった。 4.研究成果の報告 日本理科教育学会の近畿支部大会において,研究成果の一部を公表し,議論した。
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Research Products
(1 results)