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2004 Fiscal Year Annual Research Report

子どもの遊びと環境学習を目的とした公園計画に関する生態学及び心理学的研究

Research Project

Project/Area Number 14658070
Research InstitutionKyushu Institute of Technology

Principal Investigator

伊東 啓太郎  九州工業大学, 工学部, 助教授 (10315161)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤原 勝紀  京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80091388)
Keywordsこども / 公園 / 環境学習 / 生態学 / 心理学 / ワークショップ / 森林 / ビオトープ
Research Abstract

1)研究目的
宅地開発等により身近な自然環境が減少している中で、特に日本の都市部では、環境教育を実践していくことは難しいのが現状である。このような現状の中で、身近に残された自然空間やオープン・スペースを、「子どもの遊び環境としての自然環境の修復」と「環境学習」を目的として創造していくことは重要な課題である。このような課題に対する一つの解答を得るために、本研究では、実際の公園・環境計画設計を行うと同時に海外の事例と比較することにより、子どもの遊び場所や環境学習の場の計画設計手法のありかたについて研究を行うことを目的とした。
2)研究方法
平成14年度〜16年度にわたり、計画ワークショップ(以下WS)による計画・設計に基づき、1)小学校ビオトープ、2)森林公園の設計プロセスの解析を行い、英国における環境学習施設において、ヒアリングを行い、環境教育の現状を把握するための調査を行った。平成15、16年度は、子どもと教師が遊びと環境学習を目的とした身近な環境づくりを行っていくために、2つのサイトにおいて、活用WSを行いながら研究を進めた。
3)研究結果と課題
1)小学校ビオトープ、2)森林公園の施工が完了した。
小学校ビオトープにおけるWSの内容は、施工されたビオトープに橋を架ける、バリアフリーについて考える、外来種の問題について考えるという内容で進められた。これらの結果、子どもたちによる、橋の架設、教師と子ども、地域の人たちの協働による草地の計画・施工等が行われた。また、子どもたちの好む学習方法が男女によって異なることが追跡アンケートから示された。
森林公園におけるWSの内容は、森林の機能を考える、森林の中での遊びを考える、好きな場所を見つける、好きな場所を作るという内容で進められた。子どもたちの遊び場に対する意識を把握するために、簡易ポラロイドカメラを持たせ、キャプション評価(心理学的評価)を行った結果、学年による興味範囲の違いや、子どもたちの遊び場に対するニーズが明らかとなった。
英国において環境学習施設を調査した結果、英国では、ハード面の整備もなされているが特にソフト面(学習プログラムやスタッフ)が充実していることがわかった。
今後は、萌芽研究から基盤研究や展開研究に移行し、身近な環境の活用の手法や環境学習プログラムについての研究を展開していく予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2004

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 環境学習を目的とした森林公園計画及びワークショップに関する研究ー直方こもれびの森を対象としてー2004

    • Author(s)
      岡隼也, 伊東啓太郎, 吉田茂二郎, 池田朝二, 今田盛生
    • Journal Title

      九州森林研究 57

      Pages: 158-162

  • [Journal Article] 子どもの遊びと環境学習を目的とした公園計画に関する研究ー九州の里山における森林公園計画のプロセスについてー2004

    • Author(s)
      伊東啓太郎, 吉田茂二郎, 藤原勝紀, 増田健太郎, 光田靖, 池田朝二, John F BENSON, 今田盛生
    • Journal Title

      九州森林研究 57

      Pages: 62-66

  • [Journal Article] Is it effective to plan a small biotope in the urban area? The precess planning of a school biotope and children's participation in a Japanese primary school2004

    • Author(s)
      ITO, K., MASUDA, K., ROE, M., MANABE, T., FUJIWARA, K.
    • Journal Title

      Proceedings of the First EAFES International Congress East Asian Federation of Ecological Societies 1

      Pages: 106

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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