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2004 Fiscal Year Annual Research Report

プロフィット展開法の研究

Research Project

Project/Area Number 14658120
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

山品 元  京都大学, 工学研究科, 教授 (20026149)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水山 元  京都大学, 工学研究科, 講師 (40252473)
久保 崇  (株)デンソー, 生産技術部・研究職
Keywordsプロフィット / コスト / 経理 / TPM / TQC / JIT / リスク / シミュレーション
Research Abstract

製造業の課題の一つは,適正なプロフィットの確保である.コストをいくら低減しても,それが利益に結びつくのは,製品が十分に売れてこその場合である.TPM,TQC,JITなどを実践しても,肝心の製品が売れなくては,利益には結びつかない.従来の日本で花が咲いたと言われているこれらの方法には,このような考え方が欠落していたと言わざるを得ない.当研究では,このような考え方から,投資のリスク,新製品上市のリスクなどを考えた上でのプロフィット確保のための理論を構築した.特に,市場の動向を製品の販売量,製品ライフ,価格などの変動でとらえて,また,その他諸々のリスクに配慮して,プロフィットの最大化をはかるための方法を展開し,シミュレーションによるプロフィット最大化アルゴリズムを開発した.
本研究で開発した方法は,我が国では,設備管理学会で主要研究課題の一つに選択された.欧米では,自動車メーカのFIAT,世界最大の鉄鋼会社Arcelor社,ベルギーの繊維機械メーカピカノール社,オランダのチーズ会社ベル,スープメーカのキャンベル社などで,経理の専門家も加わって,工場技術者と共同でプロフィット最大化のための方策の策定を,当研究で開発した手法を用いて行っている.イギリスBPB社では,経理の専門家に一週間の"プロフィット展開法"についての学習コースまでが用意されるに至った.さらに,これらの経験に基づいて,2006年に日米欧による国際会議が2006年5月にアイルランドで開催され,そのキーノートスピーカに選ばれている.

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 本質的対立に着目した新たなIPDPの提案2005

    • Author(s)
      山品 元, 石田賢一, 水山 元
    • Journal Title

      精密工学会誌 71・2

      Pages: 216-222

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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